DTPは、
グレースケールから始まった。グレースケールというより、テキストのみの
モノクロ二階調である。テキストを高品位にデスクトップから出力するために生まれた。その後、ハーフトーン出力が可能になり、
PostScript レベル2からカラーに対応した。
カラーに対応してからは、
DTPアプリケーションは
CMYKデータ作成ツール化した。カラーの印刷用ドキュメントの作成に特化して進化してきた。その中で取り残されてきたものが
特色
グレースケールである。特色はともかく、DTPの中でグレースケールが置き去りにされてきたというと、「それは違うのではないか」といぶかる方もいるだろう。グレースケールの場合は、
最初からグレースケールでドキュメントを作成すればよい。すべてグレースケールもしくは、CMYKの墨で作成されていればいいからだ。
たしかにその通りである。ここでいいたいのは、カラードキュメントのグレースケール化である。テキストだけのドキュメントであれば、最初からグレースケールモード作成すればよい。しかし、実際には
カラーで作成しているにも関わらず、グレースケールで印刷するものは少なくない。
デザイナーやオペレータが、すべてのオブジェクトをグレースケールで作成しているとしても、誤って、カラーモードでオブジェクトを指定していることもある。そういう場合は
強制的にグレースケールへの変換が必要になる。そのとき、
適切な変換、プロにふさわしい高品質な変換はされているのだろうか。(2008.10.9up)
続きは次をご覧下さい
posted by 上高地 仁 at 10:40
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グレースケール読本
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