2013年10月28日

単体アプリをViewerアプリのようにして申請してみた

 iBookstore3.06ショックでiOSのブックアプリは壊滅した。壊滅したとしか言いようがない。アップデートはともかく、新規アプリはまったく審査に通らなくなったのだ。審査に通るのはViewerアプリもしくはStoreアプリになってしまい、単体アプリは一切駄目。以前のように作成した電子書籍をApp Storeに並べることはできなくなってしまった。

 そのために電子書籍パブリッシャーを目指していた人の多くはiBookstoreやKindleにシフトした。App Storeには大きな壁が立ちはだかり、店に品物を並べることを拒否しているので、他の店を探すしかない。といっても自由に電子書籍を並べてくれるところで、めぼしいところはiBookstoreとKindleくらいしかない。選択肢はあまりない。

 ブックアプリの申請が通らなくなって約半年、なんとかブックアプリを簡単に申請する方法はないものかといろいろと試行錯誤を重ねてきた。いままでと同じように電子書籍を作成してApp Storeに並べることができれば、昔のようにApp Storeはにぎわうかもしれない。つまり「こうすれば審査に通る」という方式が分かればいいのである。最近になって、なんとかその道筋が見えてきたという感触が持つようになった。


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2013年09月14日

iBookstoreにSigilから作成したepub固定レイアウトを申請せり

 iBookstoreに登録して、とりあえず固定レイアウトのepubを申請した。『iBooksのepub3固定レイアウトをSigilから作成する方法』で作成したepubがiBookstoreに問題なく申請できるかどうか確認しておく必要があることと、マルチブックストア展開のためにはSakuttoBookにラインナップしたブックコンテンツをiBookstoreにも並べたいと思ったからである。本当は『iBooksのepub3固定レイアウトをSigilから作成する方法』をリリースする前にしたかったが、EINの取得に思いのほか時間がかかってしまったのである。

 iBookstoreに登録するにはEIN(雇用主番号)が必要である。アメリカでの税金を免除して貰うためにはSS-4の用紙に必要事項を記入してアメリカ合衆国内国歳入庁にFAXする。いまでは具体的な方法はググれば簡単に分かるので難しくもないし、費用もかからない。かつてはEIN取得代行を依頼すると数万円かかった時代もあったが、いまでは用紙をダウンロードしてプリントしFAXすればいい。あとは返信をひたすら待つだけ

 EINを取得する場合、FAXしてから四日くらいで返信があるといわれている。ところがFAXを送って二週間経ってもまったく返事がない


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2013年09月09日

アマゾンの「マッチブック(MatchBook)」の「今でしょ」はどうよ

 アマゾンがアメリカで「マッチブック(MatchBook)」というサービスを始めるという。過去にアマゾンで紙の書籍を買ったユーザーに電子書籍を格安で抱き合わせるというサービスである。紙と電子の抱き合わせは十分想定内のもので驚くにはあたらない。ここで重要なのはなぜ「今なのか」ということだろう。

 「マッチブック(MatchBook)」は既存の書店では決してできないサービスであり、他の電子書籍ストアでもまねできない。既存の書店では新規で書籍を売る場合には電子版をおまけにすることはできるが、過去に販売した書籍では、電子版をアドオンすることは不可能だ。

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2013年09月07日

「ドコモに乗り換えれば、iPhone本体代の残債引き受けます」?!

 とうとうドコモがiPhoneを導入するという。まだこの時点では正式な発表はないが、9月6日にドコモの株価が上がって始まっているところを見るとほぼ間違いなさそうだ。もっともドコモがiPhoneを売ったからといってドコモの業績がすぐさま上伸するわけではない。ドコモはiPhoneを扱わなければ、今後の業績向上は見込めないと考えている投資家が多いのだろう。

 東京株式市場では一時3.8%の上昇があったというから、大口の買いがあったと想像できる。インサイダーまがいの内部情報が流れた可能性はある(インサイダーでなくても間接的に知ることは可能)。その後は売りに押されて下がっているが、もしガセでなかったら、月曜日もさらに上がることは確実とみてよい。6月くらいからじりじり上がってきているので底は固そうだ。

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2013年08月30日

epub2固定レイアウトをepub3に作成し直すコツ

 『iBooks の epub3 固定レイアウトを Sigil から作成する方法』が完成した。epubの基本的なファイル構成はSigilで作業し、epub 3するのはテキストエディターで行う。epub 3作成ソフトではなくテンプレートである。epub 3といっても中身はHTMLなので専用の作成ソフトが必要かどうかは難しいかもしれない。作成のしきい値が低いので、専用作成ソフトは売れそうもない。

 ただそうはいってもepub 3の作成ノウハウを身につけたいと思っている人もいるだろう。epubといってもJavaScriptを駆使し、HTML5をバリバリに使うのであれば、専門家に任せるしかないが、固定レイアウトでepubの電子書籍を作成するのであれば、専門的な知識もノウハウも不要だ。


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2013年08月26日

OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウト:Lite版

 『OpenOfficeで電子書籍用PDFをマルチレイアウトして書き出す方法』のデータを整理していたら、知らないうちにOpenOfficeは4.0になっていた。いままで3.4.1で小刻みにアップデートしていたのに、いきなり4.0となった。4.0ではサイドバーが標準となり使いやすくはなった。サイドバーでは「スタイルと書式設定」にすぐアクセスできるので便利は便利だ。もっとも3.4.1でも手動でサイドバーとして組み組みはできた。

 OpenOfficeがバージョンアップしたので、3.4.1で発生していたトラブルは解決したのだろうか。とても気になる。もし解決しているとしたら、いままで動作を調べて検証しまとめて書き上げたものが無駄になるではないか。4.0で動作チェックをするしかなさそうだ。


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2013年08月23日

epub固定レイアウトで展開するマルチブックストア戦略

 iBookstore用のepub固定レイアウトの編集手順がやっと見えた。epubcheckで調べて一つ一つエラーを潰していくしかないが、固定レイアウトの場合はコード自体はそれほど複雑ではなく、スタイルシートもほとんど使わないので、差し替える部分、追加する部分が決まっている。編集ポイントさえ分かれば簡単にできそうだ。

 「iBooksのepub3固定レイアウトをSigilから作成する方法」は、まず最初にSigilで全体の編集を行う。基本的には画像ファイルを差し替えるだけ。それでiBooksにインストール可能な固定レイアウトのepub2が完成する。ただしそのままではiBookstoreには申請できない。epubcheckでエラーが表示されるからだ。

 そこでepubを解凍して、それぞれのファイルを編集する。ここは少し面倒だ。以前は「container.xml」を書き換える必要があると思ったが、実際やってみると書き換えなくてもエラーはでなかった。


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2013年08月17日

【進撃の巨人】ミスリードで謎を深める壮大な巨人ゾンビの世界

 『進撃の巨人』の魅力は「謎が謎を呼ぶ」ことにあるが、すべての謎が最後にはジグソーパズルのように見事に集約しそうな「予感」がこのコミックの魅力ではないだろうか。魅力的な舞台を用意した多くの物語は謎ばかりが増えていき、最後にそれらを謎を置き捨てて尻窄みになることが多いが、『進撃の巨人』は結末から緻密に逆算されたストーリーと設定が読者を捉えて離さない。

 「謎が謎を呼ぶ」だけで、謎が全く解決しないと読者はストレスばかりがたまり興味を失う。謎を解きつつ新しい謎がそこから生じなければならない。最初の謎は巨人と壁の存在であり、その壁を破壊した超大型巨人と鎧の巨人である。この謎の一端はエレンが巨人化したことで、巨人の正体が実は人間であるかもしれないと示唆される。コミックでは第9話「心臓の鼓動が聞こえる」、アニメ版では第8話となる。

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2013年07月31日

コミック電子書籍、epub3固定レイアウトの罠

 iBookstoreではコミックもepub3で作成しなければならない。epub2でも作成は可能だが、申請はできない。正しく縦組の固定レイアウトは縦組の指定が必要になるが、縦組にする場合spineで「page-progression-direction」の指定が必要になる。「page-progression-direction」を使うと、epub3でなければepubcheckが通してくれないのである。

 一番簡単なのはSigilがepub3に対応すれば、誰でも簡単にepub3を作成できるだろう。しかしSigilの現行バージョン(0.7.2)はepub3には対応していない。epubファイル内に記述をepub3に書き換えてもSigilで保存して「クリーン」化されてepub2の記述に戻ってしまう。


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2013年07月28日

「Unlock-PDF」はセキュリティの削除ではなくセキュリティ内容を変更する

 PDFに設定されたセキュリティ内容を変更するツールが登場した。「Unlock-PDF」というウェブサービスでである。PDFを配信したい立場からすると、あまり歓迎できない側面もあるが、プリントやテキストのコピーに制限が行われていると扱いにくいことがある。ユーザーの立場からというと便利なツールだろう。

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2013年07月26日

Apple Developer、金を払っている開発者には時期を明確にした再開計画を提示すべき

 iOS Develop Centerが閉鎖されたのは今月(7月)18日で、一週間を過ぎたがまだ解決していない。現在アクセス可能なのはiTunes ConnectとBug Reporterだけで、それ以外は復旧の見込みすらよくわからない。

 問題なのはアップデートの計画はあるが時期は明言しないことだ。Appleは相変わらず無言実行が座右の銘らしい。もう一週間もたっているのだから、金を払っている開発者には、時期を明確にした再開計画を提示すべきではないのかと思うけどね。

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2013年07月10日

OpenOffice Writerでマルチレイアウトは便利かも

 OpenOffice WriterのMacintosh版はWindows版ではいくつか動作が異なるようだ。最も困ったのはMacintoshではPDFにエキスポートすると、縦組が再現できないという問題だ。Windowsでは縦組でドキュメントを作成すると縦組のままPDFにできるが、Macintoshでは横組に差し替えられてしまう。つまりMacintosh版ではOpenOffice Writerは使い物にならない。

 ただしWindowsでもフォントによっては縦組のままPDF化できても、約物が縦組にならないフォントもあるらしい。約物のシフトの扱いがフォントが異なってるからだろう。縦組でPDF化するときは、約物も縦組に対応したフォントを使う必要がある。

 Macintoshで縦組をそのままPDFに書き出すには、PDFに[PDFとしてエキスポート]せずに、プリントコマンドからPDFを書き出すことだ。プリンタを経由すると縦組はそのまま縦組になる。一旦PDFとしてプレビューして確認し、それからPDFとして書き出せばよい。


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2013年07月02日

PDFをepubの固定レイアウトにしてiBooksで開いてみる

 iBooksではPDFは表示できるが、iBookstoreでは使えない。iBooksのアプリ機能としてPDFは表示できるが、配信用のファイルフォーマットとしてはPDFは不可。iBookstoreを通じて配信したい場合は、レイアウトを崩したくないコンテンツであってもepubにしなければならない。

 とはいえiBookstoreでもコミックなどリフローでは扱えないコンテンツが増えてきている。これらはどうしているかというと、epubの固定レイアウトを使っている。固定レイアウトを使えば、既存のPDFドキュメントはページ毎に画像化してepubにして作り替えることは思ったりより容易い。


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2013年05月31日

2.21リジェクト顛末記2−ストアアプリにしてSakuttoBookを審査に通す

 iBookstoreがアメリカで始まったのは2010年4月。アメリカでのブックアプリはこのときから2.21リジェクトに見舞われた。アメリカのApp Storeでは単純なアプリは審査が通らなくなった。ただし実際にはリジェクトが本格的になったのは翌2011年2月からである。その後審査に通ったブックアプリを見ていけば、審査に通るブックアプリが見えてくるはずだ。

 2011年2月から始まったブックアプリリジェクトは日本にも影響した。それまで開発者が複数のアプリを申請してもたいていは審査に通っていたが、それ以降はある程度の申請数でリジェクトされるようになった。リジェクト理由は2.20のDevelopers "spamming"であった。日本ではiBookstoreは開始されていなかったので、2.21リジェクトではリジェクトできなかったのである。(iBookstoreがローンチしていない)日本では2.21が適用できないための暫定的な措置であることは明らかだった。


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2013年05月24日

2.21リジェクト顛末記1−SakuttoBookが審査に通るまで

 2013年3月5日に日本でiBookstoreが始まり、その日を境にしてアメリカと同じように単体のブックアプリがリジェクトされるようになった。SakuttoBookも例外でなく、ことごとく審査に落ちた。このままではSakuttoBookは死んでしまうではないか。審査に通す方法を模索する日々が始まった。SakuttoBookユーザーのご協力を得ながら、やっと自社アプリを申請して通すことができるようなった。

 ブックアプリを通す方法を結論から言うと、

・ビューワーアプリ(あるいはストアアプリ)
・サーバダウンロード

が条件である。トリビア系のアプリのようにテーブルでディレクトリを重ねてコンテンツを細切れのカード型にすると通る可能性はあるが、一般的な電子書籍としては、上記の方法しかなさそうだ。今回は自前のコンテンツを複数揃えるのが難しくなったので青空文庫のコンテンツを使用した。昨年著作権が切れた吉川英治氏の「宮本武蔵」をPDF化してコンテンツを揃えた。そして審査に通ったのが

◆JIPPO BOOKS(十方ブックス)
https://itunes.apple.com/jp/app/jippo-books-shi-fangbukkusu/id631021450?&mt=8

である。

 SakuttoBookは今回のバージョンで、コンテンツのサーバダウンロードに対応し、iPhone 5用のレイアウトにも対応した。マーカー機能を追加して、サーバコンテンツの組み方向を個別に指定できるようになった。

つづきはこちらから

 
 
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2013年01月31日

SakuttoBookだけでするWebの設定機能「urlLinkDefine」を追加

 SakuttoBookはPDF内にWebリンクがある場合、そのリンクを拾ってアプリ内に反映する仕様になっている。つまりPDFにWebのURLリンクを仕込んであれば、SakuttoBookではそのまま使える仕様になっているのだ。ところがたまにリンクが動作しないことがあり原因を特定できなかった。さらにURLリンクの作成がアプリケーションに依存する。そこでSakuttoBookだけでWebリンクを指定するようにした。それが「urlLinkDefine」の機能である。

 PDF内のURLリンクを追加する機能は最初から用意していた。ただしWebページの開き方はSDKで用意されているアプリ内蔵ブラウザで表示していた。ところが、内蔵ブラウザではアプリ内のURLリンクからApp Storeを開くことができない。アプリからURLリンクをタップするとiPhoneのApp Storeが起動してアプリをダウンロードできるようしたいと考えた。

 SafariでiTunesプレビューのURLを開くと、App Storeが起動してアプリのダウンロードページが開く。Safari経由だiTunesプレビューのURLはApp Storeに橋渡しされるが、内部ブラウザを使うと機能しないのである。そこでSakuttoBookでもURLリンクがSafariでも開くようにした。URLリンクをタップすると、内部ブラウザかSafariかを選択できるようにしたのである。Ver 1.4で対応した。

 ところがユーザーの方からの問い合わせを聞いていくと、いくつかの問題点が見合えてきた。大きくいうと2つのボトルネックがあった。ボトルネックを解決しないと、誰でもがSakuttoBookでURLリンクを追加することができない。ボトルネックとは、

Acrobatなどが必要
動作しないリンクがある


というものである。


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2012年12月21日

法人向けD-U-N-S Numberを無料で作成する方法

 App Storeに並べるiPhoneアプリを作成する場合、iOS Developer Programは個人向けと法人向けの2つある。iOS Developer Programに申し込んでカードで決済しAppleが認可すると申し込みが完了し、iOS Provisioning Portalにアクセスすることが可能になる。個人では住民票などの本人確認書類が必要になることがあるが、法人では架空の法人名義での申請を制限するために「D-U-N-S Number」が必要となった。

 法人登録では以前は法人の登記簿謄本があればよく、銀行口座開設のときのように直近の3ヶ月以内というような制限はなく、多少古くてもFAXするなりメールに画像和添付して送れば法人の存在確認の証拠となった。こうした登記簿謄本のように国別の証明方法は管理がたいへんなのだろう。統一した法人の管理方法に変更された。それがD-U-N-S Number(ダンスナンバーというらしい)である。

 D-U-N-S Number は、信用調査会社であるDun & Bradstreet(D&B)によって割り当てられる企業識別子。D&Bは企業の識別方法としてD-U-N-S(The Data Universal Numbering System)を1962年に開発した。世界二百カ国で企業をコードしているので、Appleは企業識別子のデファクトスタンダートと考え採用したらしい。国連でも使われ、ISOでも採用されている。最近はグーグルのAdwordsでも使われている。


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2012年12月19日

日本語版iBookstoreローンチで始まるiPhoneブックアプリの惨劇

 iPhoneアプリのリジェクト基準は、基本的にApp Store審査ガイドライン(App Review Guidelines)に記載されている。ガイドラインはリジェクトされる基準が記載されているが、本来はアプリ開発者がアップルの望むアプリを作成するための指針となっている。もっとも大半が「べからず集」であり、禁止項目を記載している。

 アプリのリジェクトは大きく2つに分けて考えるとわかりやすい。1つはアプリの機能や仕様に関するものだ。たとえば

2.1 Apps that crash will be rejected
(2.1 クラッシュするアプリはリジェクトされます)


という条項が「2.機能性」の最初に書かれている。立ち上げたときクラッシュして使えないアプリは審査を通さないという意味だが、これはわかりやすい。これはアプリの仕様に関するもので、コードに問題があるものはApp Storeの並べることはできない

 もう一つはアプリのポリシーに関わるものだ。アップルが求めている方向性に沿っていないものもリジェクトされる。同じ「2.機能性」にある

2.21 Apps that are simply a song or movie should be submitted to the iTunes store. Apps that are simply a book should be submitted to the iBookstore.
(2.21 シンプルな歌や動画はiTunes storeに申請してください。シンプルな本はiBookstoreに申請してください。)


あたりは機能ではなくポリシーといえる。シンプルな歌や動画をそのままアプリにしてもアプリとしては問題はないが、App Storeの方針として禁止している。App Storeに並べるものはアプリとしての特徴や機能を持ったものでなければならない。


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2012年11月17日

複数台のMacintoshでiOS Developer Programの証明書を共有する

 iOS Developer Programの複数のアカウントは、1台のMacintoshで共有できる。それぞれのアカウントで証明書要求ファイルを書き出し、iOS Developer ProgramのCertificatesで証明書要求ファイルを読み込んで、開発用のプロファイルとアプリプロファイルを読み込めばよい。複数アカウントのプロファイルを読み込むと、それぞれのプロファイルがOrganizerにいっぺんに表示されてしまうが、混在は難しくない。

 基本的にiOS Developer Programからダウンロードしたプロファイルは、キーチェーンアクセスにそれに対応する秘密鍵があれば開くので、複数の秘密鍵を持っていても使い分けは可能だ。ただし、トラブルがあったときは、問題点を探すときにいろいろと証明書関係のファイルを触ってしまうことがある。トラブルがあったときは、シングルアカウント環境でアプリをビルドしたいこともある。プロジェクトファイルをシングルアカウント環境で開く方が、問題点を探りやすいからである。

 キーチェーンにある証明書関係の ファイルは

証明書要求ファイル名の公開鍵
証明書要求ファイル名の秘密鍵
iPhone Developer:iOS Developer Programのアカウント
iPhone Distribution:iOS Developer Programのアカウント


だけである。証明書を作成し直したりすると、「iPhone Developer:」や「iPhone Distribution:」が複数生成されることがある。その場合は古い方を消しておかないとビルドでエラーが発生する。


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2012年11月16日

立川談幸師のグリム童話をSakuttoBook音声自動再生版で聞く

 SakuttoBookをカスタマイズする依頼をいただいた。カスタマイズ内容はページを開くと音声を自動再生する機能であった。いままでも音声は動画として取り込んで指定位置をタツプすると再生することは可能だったが、ページを表示したあとそのまま音声を再生する機能はなかった。音声が必要なのは絵本だからである。絵を表示して、音声で語るのである。語り手はなんと立川一門の立川談幸師匠というではないか。

 カスタマイズ依頼をいただいたのは「NPO法人 電子メディアと知識の箱デジコム」の新井千晶さんであった。新井さんはSakuttoBook当初からのユーザーであったが、それまで実はアプリの申請はされていなかった。しかしアプリの作成が具体化した。その内容がグリム童話を絵本したアプリにし、その絵のテキストを音声として流したいというものだった。

 電子メディアと知識の箱デジコムはデジタル・コミュニケーションを通じて地域コミュニティを支援する団体で、地域コミュニティを活性化するツールとしてiPhoneアプリの活用を視野に入れたのだろう。この音声版は、地域活性化の中で派生的に生まれたきた企画だと思われるが、地域活動のなかでiPhoneアプリが一つのメディアとして機能しつつある証左でもある。


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2012年11月08日

iOS 6から厳格になったiCloudの2.23リジェクトの謎

 iOSのiCloud対応は5.0の時からだが、iOS 6になったとき、申請されるアプリのiCloud対応が厳しくなった。iCloudのルールに対応していないアプリはリジェクトされるようになったのである。リジェクトされるガイドラインは2.23で2012年の4月に追加されたものである。4月に追加されたカイドラインに含まれているが、実際に2.23でのリジェクトが始まったのは、同年8月くらいからである。

 2.23のガイドラインはアプリの機能に関するガイドラインで

アプリはiOS Data Storage Guidelinesに従わなければならない。
従わなければリジェクトされます。


というもの。iOS Data Storage GuidelinesはiCloudでのデータの扱い方を定義するもので、iCloud for Developersに詳細が記載されている。iOSのiCloud対応は2011年10月だが、翌11月にiOS 5.0.1がリリースされた。5.0.1はバグフィックス版だがiTunesに接続しなくても、iOSのアップデートが可能になった。つまり、5.0.1以降はiTunesを持っていなくても、iPhoneのiOSをアップデートできるようになったわけである。つまりiPhoneだけでデータやアプリのアップデートが可能になった。


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2012年10月24日

iBooks Author 2.0はiBooks 3.0はどこが変わったのか

 アップルから2012年10月23日に新製品が怒濤のように発表された。主要製品の半分以上が新しくなった。もっともいずれも下馬評のみ先行したので、予想の範囲に留まるのか、あるいはその期待を超えるのかということに注目が集まった。概ね予想通りといってよく、期待を裏切ったのは、iPad 4の予想外のリリースと、さらに薄くなったiMacぐらいだろうか。

 「iPad mini」というネーミングが下馬評どおりというのは、あえて世間の期待に添ってネーミングしたのかと勘ぐりたくなってしまう。アップルであれば、「mini」などという手垢のついたネーミングではなく、iPadの違った使い方を提案するネーミングであってもよかったと思うがどうだろう。

 iPad miniとiPad 4がリリースされて、タブレットは新しい時代を迎えたといってよい。iPad miniはiPad 2のほぼ縮小版で、iPad 4thは最新のデュアルコアのA6Xチップを採用し、LTEに対応したことがいままでのiPad 3rdの違いとなる。3rdと4thはそれ以外にほとんどハード的に変わらない。iPadは相変わらず世代番号を製品に付加しないので、3rdとか4thというしかない。そういえば、App StoreでアプリをリジェクトされたときのiTunes Connectからのメールでは、第三世代のiPadを

iPad 3rd Gen

と呼んでいたので、アップルの社内ではそう呼んで区別しているのだろう。


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ラベル:iBooks Author
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2012年09月29日

Xcode4.5で必要になったiPhone 5用「Default-568h@2x.png」の謎

 iOS6がリリースされて、Xcodeのバージョンが4.5となった。そのためか「SakuttoBookはXcode 4.5に対応していますか」という問い合わせが増えた。Xcode 4.5で使えるのかというと、いまのところシミュレータと実機インストールは問題ない。申請も問題ないと思うが、今のところ試してはいない。

 Xcodeはバージョンアップが頻繁に行われる。2〜3ヶ月で確実にアップデートされる。バージョンが少し上がったとき、内部がどのように変わったのかはよくわからない。しかしはっきりしていることは、新しいバージョンでビルドすると確実に

Warning

が増える。ビルド時に左のカラムに黄色いアイコンがずらりと並ぶ。バージョンが新しくなるたびに黄色いウォーニングアイコンの数は増えていく。いたって気味が悪い。

 XcodeのWarningというのは警告である。アラートといった方がわかりやすいかもしれない。プログラムに多少問題があるが、実質的には無視してもかまわないものが大半。XcodeのバージョンがアップするたびにWarningのチェック基準が厳しくなり、いままで表示さされなかった部分でもWarningがリストされるようになった。


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ラベル:Xcode 4.5 iOS6
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2012年09月24日

OpenOffice WriterでiPhoneサイズの縦書きPDF作成03〜ヘッダー

 SakuttoBookユーザーの中には、WordでPDFを作成されている方も少なくないが、Wordはバージョンが輻輳しているので、WordからiPhoneやiPad用のPDFを作成する場合のサポートは難しい。バージョンを揃えて確認するのは大変だからである。そこでWordではなく、OpenOfficeでPDFを作成する方法を考えた。OpenOfficeは無料なので利用に制限はない。今回はヘッダーの追加方法を解説する。

  OpenOffice Writerでページにヘッダーやフッターを追加する場合は、ページスタイルで指定する。ページスタイルを適用したヘッダーやフッターに、ベージ上でノンブルや柱を割り当てると、同じページスタイルを適用したページすべてにノンブルや柱が追加される。まずベージスタイルを開いてヘッダーを追加する。

 ヘッダーの追加は[スタイルと書式設定]からページスタイルを開いて行う。ヘッダータブを開いて[ヘッダーを付ける]をチェックする。iPhone用では左右ページの使い分けは不要なので[左右ページ同じ内容]もチェックする。ヘッダー用のテキストボックスがプレビューに表示される。

 [ヘッダー]で設定するものにはヘッダー用テキストボックスの位置となる。ここでは

左余白
右余白
間隔
高さ


を指定する。


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ラベル:OpenOffice
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2012年09月21日

Xcode 4.5とiOSシミュレータ 6.0のiPhone(Retina 4-inch)で表示する

 iPhone 5がリリースされて、iOSアプリ作成ツールであるXcodeもiOS6に対応した新しいXcode 4.5がリリースされた。MacintoshのApp Storeでも無料でダウンロードできるXcodeは4.5のみとなり、iOS Developer Programに申し込まないと古いバージョンは入手できなくなった。Xcode 4.5でもっとも気になることは、Phone 5でiPhone用のアプリはどのように表示されるのかということだろう。

 iPhone 5の画面解像度が「640×1136ピクセル」という横長映画の16:9というアスペクト比に変更されるという噂が飛び交ったころから、iPhoneで作成したアプリの表示はどうなるのかという問い合わせをいくつかいただいた。リリースされてみないとわからないので、明確な返答はしようがない。iPhoneアプリの表示については、足りない部分はマージンとして黒く表示されるという記事はネットに散見されたので、iPhone 5用にカスタマイズしない限り、従来のiPhoneアプリはそのまま表示されることになる。

 Xcode 4.5をダウンロードして、開発環境ではiPhone 5はどのように扱われるのかをチェックしてみた。とりあえず、メインで使っているXcodeは別のフォルダにコピーして、App Storeから4.5をアップデートした。アップデートしてXcodeを開くと

System Component Installation

というウィンドウが表示される。インストールしなけばXcode 4.5は使えないだろうから、インストールするしかない。


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ラベル:iOS6 Xcode 4.5
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2012年09月20日

OpenOffice WriterでiPhoneサイズの縦書きPDF作成02〜本文段落スタイル

 SakuttoBookユーザーの中には、WordでPDFを作成されている方も少なくないが、Wordはバージョンが輻輳しているので、WordからiPhoneやiPad用のPDFを作成する場合のサポートは難しい。バージョンを揃えて確認するのは大変だからである。そこでWordではなく、OpenOfficeでPDFを作成する方法を考えた。OpenOfficeは無料なので利用に制限はない。今回は本文用段落スタイルの設定を取り上げる

 OpenOffice Writerでは本文のテキストボックスはページスタイルで指定するが、本文テキストの指定は段落スタイルを使用する。本文テキストの指定は書式メニューの[段落]でも可能だが、本文のテキスト属性を後から一括変換するためには、段落スタイルでテキスト属性は段落スタイル化しておく。

 段落スタイルは書式メニューから[スタイルと書籍設定]を開き、段落スタイルアイコンを選択する。リストからスタイルを選択してコンテキストメニューから[新規作成]するか[変更]を選択する。既存のスタイルをベースに複製したいときは、スタイルを選択してオプションメニューから[選択スタイルから新規作成]を選択する。


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ラベル:OpenOffice
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2012年09月19日

OpenOffice WriterでiPhoneサイズの縦書きPDF作成01〜ページスタイル

 SakuttoBookユーザーの中には、WordでPDFを作成されている方も少なくないが、Wordはバージョンが輻輳しているので、WordからiPhoneやiPad用のPDFを作成する場合のサポートは難しい。バージョンを揃えて確認するのは大変だからである。そこでWordではなく、OpenOfficeでPDFを作成する方法を考えた。OpenOfficeは無料なので利用に制限はない。

 SakuttoBookでアプリを作成する場合、Macintosh環境しか選択肢はない。Wordを使う場合、PDFはWindowsで作成するか、Macintosh版のWordを用意するしかない。しかし、MacintoshのOpenOfficeでiPhoneサイズのPDFが作成できれば、Wordを用意する必要はまったくない。Macintoshではプリント時にPDFを作成する機能があるので、PDFに変換する場合も費用がかからない。

 しかしOpenOfficeにはリスクがある。無料ということは機能の点で未整備の部分が少なからずある可能性が大きい。日本語の縦書きのようなローカライズされた機能はメニューやパネルで指定しても予想通りの結果になるとは限らない。またWordとの同じ設定を適用しても同じ結果にならなければ、Wordユーザーのシフトも多くはない。無料だからといって、使い込んでいるユーザーはそれほどではないだろう。

 実際、OpenOfficeで縦組PDFを作成するハードルはけっこう高そうだ。しかし予想しない設定はいくつかあったものの、OpenOfficeからiPhoneサイズで縦組のドキュメントを作成することは可能だった。ノンブルと柱を追加して作成し、そのままのサイズでPDFを書き出すことができる。リンクは反映できないが、プレビューでWebリンクは追加できるので、十分使い物になるPDFが作成可能だ。


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2012年09月07日

サムソン最大の気がかりはグーグルに切られることだ

 アップルとサムソンの訴訟はアメリカでの敗訴を受けて、ほぼサムソンの負けが決まった。サムソンの模倣がアメリカ法廷の陪審員が認めたので、既存のサムソンデバイスはアメリカでの販路を失いつつある。最大マーケットであるアメリカで売れないことになれば、サムソンの打撃は大きい

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2012年07月18日

アプリ内課金を回避するエクスプロイトの衝撃は不幸中の幸いかも

 iOSのアプリ内課金はかなり定着してきましたが、アプリ内課金をハッキングして課金せずにアプリ内コンテンツをダウンロードするサービスが登場しました。それがロシア人ハッカーZonD80氏の「エクスプロイト」というシステムです。7月13日に記事になり、すでに3万件以上のアプリ内コンテンツが課金されずにダウンロードされています。

 iOSのアプリ内課金は、アプリ内から[購入する]ボタンをタップするとアップルの課金サーバに接続して課金情報を取得します。ひも付けされたクレジットカードもしくはiTunesカードに販売価格を請求する仕組みになっています。購入が認証されると、デバイスにあるアプリに購入済み情報を送信します。アプリの購入情報は実際にはサーバに置かれているので、同じIDのデバイスであれば、リストアすれば非消費型のアプリ内コンテンツは再ダウンロードが可能となります。

 「エクスプロイト」という仕組みは、まず最初にセキュリティ・サーティフィケートという機能拡張書類をダウンロードしてiOSデバイスにインストールします。そしてインターネット設定でドメインネームサーバ(DNS)で、サービス元が提供するサーバのIPアドレスを入力します。そうすると、アプリを起動してアプリ内課金の[購入する]ボタンをタップすると、アップルのサーバではなく、「エクスプロイト」のサーバにアクセスするのです。


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ラベル:IOS
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2012年07月12日

iBooks Author 販促用コンテンツ動画アップロードされる

 YouTubeでiBooks Authorの動画を見つけました。紙で印刷していたパンフレットや商品カタログをiBooks Authorで作成した見本を動画にしたものです。iBooks Authorの日本での活用方法は、限定されています。iBookstoreにアップロードできないため、電子書籍を作成して販売するというより、iPadでクールなコンテンツを作成して、プレゼンテーションに使うということは現実的かもしれません。

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ラベル:iPAD
posted by 上高地 仁 at 17:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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