2007年04月16日

混乱の真犯人は誰だその5 ユニコードは字形を追加するためにあるのだ

 最初に文字コードが議論されたときは、文字コードの数に制限があった。だから、字体を「包摂」して、字体数をシェイプアップするしかなかった。もし、最初から無限で文字コードが利用可能であれば、包摂などといわずに、字形をすべて採用したのではないか。もしそうだとすれば、JISの包摂主義は、ただの「方便」でしかない。

 JIS90で追加された2つの文字をご存じだろうか。「凜」と「熙」の2文字だ続きは次をご覧下さい


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2007年04月09日

混乱の真犯人は誰だその4 使われている文字は字形であっても拒否するのは非現実的だ

 この包摂基準のいい加減さが、JISは文字数を増やす方向に向かわせた。まず、五千文字を越える補助漢字を制定した。これらはそのままユニコードに採用された。JIS 0213では補助漢字を無視したが、約3700文字もの文字数を第三水準や第四水準で増やした。

 こうして文字を増やす背景には、

もっと文字を増やせ
この文字をJISに追加しろ
私の名前を使えるようにしろ
住んでいる地名がパソコンで打てない


などという、「いわれなき」圧力が絶えずあったからだろう。とくに人名や地名などはこだわりの強い人は少なくない。

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2007年03月29日

混乱の真犯人は誰だその3 JISの包摂に明確な基準はあるか

 世間では

JISは包摂主義だ

という。しかし実はそれはたいへん怪しい。もし「包摂主義」をうたうのであれば、第三水準や第四水準など定めるべきではない。むしろ、第二水準にある包摂されるべき字形をすべて削除してスリム化した規格をJISで決めるべきなのである。

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2007年03月26日

Vistaフォント、混乱の真犯人は誰だ その2 解き放たれた文字数の制限

 日本のDTP元年は1988年か1989年である。JIS83に制定された年には、ワープロ用のビットマップフォントしかなかった。些細な字形の変更はビットマップフォントでは反映できないわけである。

 その後のJIS90でも、JIS83の字形がほぼそのまま継承されたので、日本語フォントはJIS90の字形がスタンダードになったのである。つまり、MacintoshにしてもWindowsにしてもアウトラインフォントの漢字の字形は、すべてはJIS83からほとんど変わっていないのである(JIS90で追加された2文字を除いて)。

 JISがどのようにして文字の規格を決めているのかについて、私は詳細をしらない。しかし、潤沢な予算があって専業の委員がいるわけではなく、専門家の中で委員に任じられた人が、手弁当で作業を行っているのが現実のようである。

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Vistaフォント、混乱の真犯人は誰だ その1 包摂はどこまで本当か

 Windows Vistaでユニコード上の字形がJIS2004にあわせて変更された。Microsoftは一体何を考えているのだろうか。字形を差し替えて、Windowsの旧OSと非互換になってしまったのである。Windows XP以前のOSで作成したドキュメントを、Vistaで開くと、字形や字体が変わってしまうのだ。それも知らないうちにである。まるで、

古いOSのドキュメントは開くな


と言わんばかりである。そこまでして、印刷用の字形をJIS2004にあわせる必要はあったのだろうか。使われる文字が非互換になるというデメリットを補うだけのメリットがそこにあるのだろうか? そして誰がメリットを享受するというのか? 謎だらけである。
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posted by 上高地 仁 at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Vistaフォント、混乱の真犯人は誰だ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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