「警告の不透明度」は[カラー警告]でハイライトするカラーに不透明度を設定する。[カラー警告]のオーバープリントやリッチブラックのハイライト色は、きつめの色で、なおかつ背景が見えなくなってしまう。そこで、アラートでハイライトするカラーに不透明度を与えることで、背景のオブジェクトを透過させるのである。確かに「30 %」とか「50 %」にする方がわかりやすそうだ。
「オブジェクトインスペクタ」は、選択した部分のオブジェクトの属性を表示するものだ。「オブジェクトインスペクタ」を選択し、カーソルをPDF上に置いてクリックすると、その部分の情報が表示される。
画像では画像のカラーや解像度(単位が「mm」になっているのはベータ版の愛嬌か)やピクセル数、圧縮方法とオーバープリントの有無を知ることができる。テキストではカラー値やフォント名が表示される。この機能があれば、プリフライトを使う必要はかなり少なくなる。ついでにTouchUpのプロパティを開くボタンを用意しておくと、そのまま選択したオブジェクトのカラー変換も可能になる。【ショット付きの続きはこちらから】
ラベル:Acrobat 9 Pro
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