
Appleがいままでもっとも薄くて軽いと思われる新しいノートブックを発表しました。「MacBook Air」って、うまいネーミングですね。無線LANを最大限に活用していることをアピールするのに「Air」という言葉を追加したのだと思いますが、「Air」と言われると、そのまま薄く軽いイメージが伝わります。
この薄さと軽さで迫られると、やっぱりちょっと欲しくなってしまいますね。携行するためのMacintoshと考えると、15インチのものよりはいいかも。これだったら、Leopardにしてもいいかな、と思いました。
モニタのサイズは13.3インチですが、解像度1280 x 800ピクセルなので、15インチのものとそれほど遜色はなさそうです。外部ディスプレイでも、Apple Cinema HD Display23インチが接続できるようです。
軽くそして薄くするために、光学ドライブを外し、別のMacintoshやWindowsのドライブを無線で利用するというアイデア(Remote Disc)には驚きました。こんな使い方があったとはね。ただし、実際にユーザビリティの点については、使ってみないとわからないでしょうね。けっこう面倒かも知れません。
そういう意味では、とりあえずオプションの「MacBook Air SuperDrive」を持っておいた方がいいかも。持ち歩いた先でDVDやCDが使えないのは、つらいでしょうから。
それともう1つ驚いたのは、ソリッドステートドライブ(SSD)の搭載でした。一応、ATAとソリッドステートドライブに2種類が用意されていますが、とうとう外部記憶装置に半導体メモリを使うようになったわけです。感慨深いものがありますね。
むかし、Macintoshでシステムの起動速度を早くするために、RAMディスクを作成して、高速化するTipsがありました。システム内のファイルで頻繁にアクセスされるファイルをRAMディスクにおいて、システムフォルダ内にはエイリアスを置いておくというような方法だったと思います。
それと、莫大なコストをかけて、ハードディスクの代わりに、書き込んだデータが失われないようにしたRAMを使う方法もありました。いまのように、フラッシュメモリが普及するずっと前の話です。
それが、当たり前のように、パソコン本体内蔵の記憶装置として巨大化したフラッシュメモリが使えるわけです。おそらくこれからは当たり前になっていくのでしょう。ただし、MacBook Airでは、80GBのATAを64GBのソリッドステートドライブにすると
プラス121,800円
となります。MacBook Airの2つのモデルの差は、CPUではなく、ハードドライブの価格で決まっているといってもいいでしょう。まあでも、この価格差は思案のしどころ。ソリッドステートドライブに「121,800円」の価値があるかどうか。1年も立てば、もっと安くなるのは間違いありません。ただし、自前で「MacBook Air」のハードドライブを交換できるかというと、これだけ薄くなるとむずかしそうですね。それとも簡単に交換できるような設計になっているとか(まあ無理でしょう、最近のAppleの姿勢をみると、分解しにくくなっています)
また、MacBook Airで「Time Machine」のバックアップ機能を使うために用意されたのが、「Time Capsule」ですな。まあ、ハードディスク付きのAirMac Extremeですけどね。
だけどそこまでするのであれば、デスクトップのMacintoshやiMacのハードディスクをバックアップ用にしてもいいのかもと思いましたね。自宅ではデスクトップやiMacで大きなモニタを使い、外出先ではMacBook Airを使う。そして、2つのマシンのデータをシンクロしておくわけです。そうすれば、どちらかのマシンのハードディスクがお釈迦になっても、データは失われません。一方をバックアップにするのではなく、両方に差分のデータをコピーするようにすれば、MacBook Airは完全に2台目のマシンとして機能します。
だから、Appleは、デスクトップのMacintoshやiMacのユーザーに、もう1台としてMacBook Airを買わせたいと思っているのではないでしょうか。最初は、MacintoshやiMacの光学ドライブを使うことから始まって、最終的に複数台のマシンを完全にシンクロさせる仕組みに繋がっていくのではないかと感じました。
それとMacBook Airの面白い点は、外部へのインターフェースが極端に少なくなっていることです。電源アダプタ(いままでのものが使えないのはつらい。どこかがコネクタの変換器を出す?)以外には
Micro-DVIビデオ出力
USB 2.0ポート×1基
ヘッドフォン出力
しかありません。Ethernetで接続する場合は、オプションの「Apple USB Ethernetアダプタ」が必要になるんですね。こういう仕様をみると、やっぱりジョブズだなあと思ってしまいました。ああやって、シンプルなデザインを目指すのは、ジョブズの美学なんでしょう。
そのうち、外部モニタも無線LANで表示するようになり、ヘッドホンもUSBやFireWire機器も無線で接続と言うことになれば、外部端子は電源のコネクタだけとかね。電源を無線で供給するのは、やっぱり無理ですかね。
| 関連リンク |
| 「MacBook Air」登場--中型ディスプレイの薄型ノート時代の幕開けか japan.cnet.com |
| MacBook Airの“薄さ”は本物だった!? itmedia.co.jp |
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タグ:Macbook Air
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