まず、最初に試したのが、iBookをターゲットモードにしてPowerBookにマウント。なんどか試すと、ターゲットモードのハードディスクは認識されました。しかし、ディスクユーティリティを適用すると、エラーが表示されて、修復がストップ。
やはり原因はハードディスクか
ことしの夏はけっこう暑かったので、ハードディスクがヒートアップして破損した可能性がもっとも高いでしょう。ハードディスクが壊れるとき、ハードディスクから異常音があったりして、事前に察知できることもありますが、今回はいきなりでした。
とりあえず、事務所に引き上げて、「ディスクウォーリーアー」のディスクを挿入して、「ディスクウォーリーアー」のCDから起動しようとすると、これも駄目。PRAMのクリアもしました。Appleのサイトにあるトラブルシューティングの方法も試しましたが、やはり駄目。
ひょっとすると、ハードディスクではなく、それ以外の部分が壊れているのかも。そうなると、もう、直しようがありません。修理するくらいなら、買い換える方がマシですな。
もう一度、CDからの起動をトライしました。今度は、Mac OS X 10.3のインストーラCDを入れて、Cキーを押しながら起動。今度は無事にCDから起動。「ディスクウォーリーアー」で起動できなかったのは、Mac OS Xのバージョンが低い(10.2)ためでしょうか。
CDから起動できたので、ハードディスクに問題があることは間違いなそさう。ハードディスクを入れ替えれば直るかも。といっても、iBookのハードディスク換装は簡単ではないはず。素人では手が出ないそうで、
チタンのPowerBookの比ではない
というではありませんか。チタンのPowerBookは裏のカバーを外すだけなんですけどね。
といっても修理を頼んだら、話にならないくらい費用がかかりそうなので、自分でやってみることにしました。駄目もとということで、やってみると確かに大変でしたが、なんとかできました。
「New iBookのHDD交換手順のページ」というサイトを参考にして、iBookをばらしました。ポリカの裏のカバーを外し、キーボード下のカバーを外さないと、ハードディスクにたどり着けないようです。ポリカのカバーを外すのは慎重にしないと、割れてしまいそうですね。これがけっこう気を使うところですな。
カバーを固定するネジの種類は6つか7つはあり、本数は30本くらいはありました。外したネジをセロテープで留めて、場所をテープに書き込んでおきました。それでも、
このネジはどこのネジだったけ
という感じで健忘症になりそうです。
キーボード下のカバーを空けるためには、ややこしい位置にある隠しネジを外す必要があります。CDトレイをイジェクトしてその根元にあるネジと、キーボードの上部にマグネットに隠されたネジです。すべてのネジを外しシールド用のカバーも外すと、やっとハードディスクにご対面です。
とりあえず、以前使っていたPowerBook677の30GBのハードディスクに換装。起動して、OSを再インストールしようとしました。しかし、起動すると、677で使っていたままで起動されました。
ま、いいか、自家用だし
と思って、とりあえず、677で使っていた10.3.9のままで持ち帰りました。メーラーの設定とかしなくて済むので楽でした。クリーンインストールした方がいいような気もしますが、また、トラブったら考えることにしました。
あとは、壊れたハードディスクからデータを取り出す作業が残っていますが、はてはてどうなりますことやら。まあでも、確かに手間だったけど、思ったよりは難しくはなかったですね。この程度なら、いつでもできそうですね。
◆New iBookのHDD交換手順のページ
http://www31.ocn.ne.jp/~ripple/ibook/2001photo2.html
◆ノート型コンピュータの電源が入らない、
または起動しないときのトラブルシューティング
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=50959-ja