まあでも、もう少し聞いてください。
私は昔、コピーライターになりたいと思ったことがあります。もちろん、遠い昔ですよ。糸井重里とか中畑貴史とかが持て囃されていた時代ですよ。ただね、そうはいっても、私はコピーライターのノウハウってなんなのか全然知らなかったんですね。わからなかったんですね。どんなコピーがいいのか、どんなコピーが優れているのかね。だから、コピーライターになれるとは思わなかったんですね。
最近は、ダイレクト・マーケティングのノウハウがたくさん書籍になって、コピーライティングのノウハウが簡単に入手できるようになってきました。それらは雑誌広告のキャッチコピーとは全く異なるものです。コピーのノウハウではなく、マーケティングノウハウの一つとしてコピーライティングが位置づけされています。
それでそういう本や商材をけっこう買って、独学で身につけようとしています。いくら本を書いても、それを買っていただくためのノウハウを身につけないと、結果につながらないからです。
「和佐大輔と木坂健宣のネットビジネス大百科」のコピーライティングのノウハウは強烈です。このノウハウは木坂さんが話していますが、いままで読んだ本が吹っ飛んでしまうような中身の濃さがあります。
Module2:読んだ人がお金を払わずには夜も眠れなくなってしまう
強烈なセールスレターを一週間で書き上げる
という章は、音声にして約4時間半のあるのですが、この中にコピーライティングのすべてが収められているといっても言い過ぎではありません。音声ではなく、本として読みたいくらいの内容で、コピーを書くときのノウハウと考え方がギッシリと詰まっています。
実は、この間初めてiPodを買いました。iPodを買ったのは、音楽を聴くためではないのです。もちろん、音楽も聴いていますが、本当の理由は、この商材の音声ファイルを自動車や電車の中などで聞くためでした。
たとえば、Module2の4つ目の音声ファイルには、セールスレターの基本が述べられています。コピーを書くときに知っておくべきことに「3つのnot」があります。「3つのnot」というのは
not read
not believes
not act
のことです。
コピーを書いても、まず読んで貰う。そして、次にそれを信じて貰う。そして最後に行動させるコピーを、セールスレターを書かないいけないわけです。それは、セールスレターだけでなくて、訪問営業も同じだろうと思います。
訪問営業では、まず、会って貰い話を聞いて貰うことが必要になります。そして、提案したことを信じて貰う。そして発注してもらうためのアクションプログラムが必要になりますね。
会って貰うのためにはどうアプローチすればいいのか、ということが最初の関門です。電話でアポイントを取るのが一番いいのか、テレアポするにしても、どういう切り口でするのか。テレアポするキーマンとはどうして見つけるのか。それが「not read」ですね。
会って話ができたとしましょう。プレゼンした内容を信じて貰うにはどういう提案をすればいいのか。提案内容を信用して貰うだけでなく、発注したときにそれに見合う結果を出すとことも信頼して貰う必要があります。そのためには、何をするべきなのか。それが「not believes」の壁です。
そして、発注させるには発注しやすい環境を、あるいは発注せざるを得ない状況を作り上げる必要があります。「not act」から「act」させるための、ネックは何かを調べ、「act」させるための方法を見いだす必要があります。
ですから、そう考えると、セールスレターの書き方も営業も同じことですね。Web上で集客している印刷会社も同じですよ。「not read」「not believes」「not act」の壁を越えるような内容が含まれているかどうかが、発注を貰うためのポイントのなるはずです。
また、Module2の4つ目の音声ファイルでは、クライアントの意識レベル段階についても触れています。「OATHの法則」というのですが、無知な顧客、無関心な顧客、考えている顧客、現状に苦痛を感じている顧客で、アプローチ方法が異なるといいます。すぐに発注が欲しければ、考えている顧客や苦痛を感じている顧客にのみ売り込むべきです。だから、そういう顧客を見つけるノウハウを身につける必要があります。
顧客の意識レベルを配慮した上で、「3つのnot」を攻略するという姿勢が必要なんです。そうしなければ、成約率の高いセールスレターは書けないわけです。それは、ネットであっても、リアルであっても同じことですよね。「売る」という意味では、基本は同じなのだと思いましたね。つまり、
ここで語られているノウハウを身につければ、
セールスレターだけでなく、どんな販売にも応用できそうです。
そういうわけで、この「和佐大輔と木坂健宣のネットビジネス大百科」は一万円もしますが、私には、その価値は十分ありました。正直言って
たった一万円
というのが本音です。これで当分、この手の情報商材を買うことはなさそうですね。営業ノウハウの構築に自信のない方にも、オススメですね。
◆和佐大輔と木坂健宣のネットビジネス大百科
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