マスターヨーダ:「もっとも重要なこと」というのが、それだけしておけば印刷用PDFが作成できるという意味であれば、そんなものはないぞ。全部重要じゃ。手順を追って、適切な設定でPDFを作成する必要があるわい。
あなた:それはそうですが、これをやっておけば、トラブルに巻き込まれにくいというTipsはないんでしょうか。もちろん、全部重要なのはわかるんですが...。
マスターヨーダ:なるほど、そうよなぁ。強いて言えば
テキストをアウトライン化する
ことじゃよ。埋め込んでもよいが、テキストをアウトライン化してしまえば、トラブルは少なくなるじゃろう。
あなた:アウトライン化するんですか、埋め込むのではなくて。PDFだったら、埋め込む方のがスジじゃないですか。マスター、だっ、大丈夫ですか?
マスターヨーダ:フフッ、まだまだ耄碌しておらんぞ。PDFでもテキストはアウトライン化するのがもっとも確実じゃ。EPSと同じようにアウトライン化しておくほうが、トラブルに巻き込まれることはないわい。
あなた:そうですか。フォントはPDFに埋め込んでもちゃんと出力できますよね。PDFだったら、フォントの埋め込みで問題ないと思いますけど。
マスターヨーダ:フォントを埋め込むときに問題になりそうなものに
出力機側の埋め込みフォントの対応
Illustrator 9.0と10.0でのOpenTypeの外字
埋め込みできないフォントの利用
がある。逆に言うと、これらが解決されておれば、PDFにフォントを埋め込んでもいいというわけじゃ。
●ビットマップフォントを埋め込むときのアラート

Illustrator形式で保存するときも、同じアラートが表示されます。このアラートが表示されたら、フォントを埋め込み可能なフォントに差し替えましょう。
しかし、PDF出力を外部に依頼する場合は、場合によっては埋め込みフォントが出力できんこともあるじゃろう。いまどき、埋め込みフォントが出力できんイメージセッタを持っていることは少ないんじゃが、埋め込みフォントが出力できる場合でも、初期のものは信頼性が低いものあるんじゃ。
あなた:PDFにフォントを埋め込んでも、出力できないことがあるんですか。
マスターヨーダ:たいていは大丈夫じゃよ。ただし、得体のしれんTrueTypeフォントなどを埋め込む場合は、要注意じゃな。Illustratorではあまり問題はないが、WordからDistillerでフォントを埋め込んで作成した場合は、出力機によってはうまく出力できんこともあるんじゃ。
あなた:出力機がちゃんと対応していれば、埋め込んでも問題ないわけでしょう。だったら、埋め込んでもいいわけですね。
マスターヨーダ:まあ、そういうことじゃ。
あなた:Illustrator 9.0と10.0では、OpenTypeを使うことはまずありませんよね。
マスターヨーダ:Mac OS 9環境であれば、まず使うことはないじゃろ。しかしIllustrator 10ではOpenTypeをそのまま使えるぞ。
あなた:そうですね。Mac OS X環境でOpenTypeはそのまま使えますね。
マスターヨーダ:ただしな、Mac OS X環境では、OpenTypeの外字は入力できんようになっておる。文字パレットでは表示されんのじゃ。しかし、Illustrator 9.0で外字を入力したドキュメントをMac OS X環境で開くとな、Illustrator 9.0で入力した外字は表示されおる。そのままPDF保存すると、外字は文字化けすることになる。
あなた:アウトライン化すれば大丈夫なんですか。
マスターヨーダ:もちろん、入力された外字のままでアウトライン化できるわい。
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