2007年07月18日

プロファイル運用の時代は目の前だった

 IllustratorとInDesignですが、CS2から貼り込みファイルのカラーの扱いが大きく変わっています。これでプロファイル運用ワークフローの下準備が整ったということでしょうか。

 InDesignは、ICCプロファイルを含んだ画像を貼り込むと、InDesign CSとInDesign CS2以降では、画像に埋め込まれたICCプロファイルの扱いが異なっています。InDesign CSまでは、埋め込みプロファイルは適用しませんが、InDesign CS2以降は適用するようになっています。
 以前、その設定はどこで指定するのかと思っていました。やっとその謎が解けました。なるほど、こんなところにあったとは。ここのオプションはこのための設定だったわけですね。

 InDesignはけっこう賢いんですね。画像を選択してオブジェクトメニューの[画像のカラー設定]を開くと、配置された画像のカラースペースがわかるようになっています。画像内に含まれたICCプロファイルが適用されているのか、されていないのかもわかります。さらに、適用、非適用を変更するのも可能です。

 IllustratorでもPSD形式などでは、画像にICCプロファイルを埋め込むことができます。埋め込んだままドキュメントを運用できます。RGB画像の場合は、ICCプロファイルを含めて配置し、PDF書き出し時に、ターゲットCMYKを差し替えてCMYKにカラー変換することができます。

 ただし残念ながら、Illustratorでは、一度貼り込んでしまうと、貼り込み画像内にICCプロファイルが含まれているかどうかを知るすべがないわけですね。ドキュメント情報をみても、リンクパレットの情報をみても、貼り込んだ後から画像内にICCプロファイルがあるかどうか、また、それが適用されているかどうかを知ることはできないようです。

 InDesignも画像内にICCプロファイルが埋め込まれていることは、プリフライト機の機能で知ることは可能ですが、しかし、その埋め込まれた画像がどんなプロファイルなのかはわかりません。[画像のカラー設定]で1つ1つ確認していくしかないわけです。

 できれば、貼り込み画像の一覧を作成し、画像に割り当てられたICCプロファイル名がわかるようにして欲しいですね。Acrobatの注釈のリストのようにね。そして、できれば、そのリストから、割り当ているICCプロファイルを変更したり、カラー変換できる機能が欲しいですね。

 APPEが登場して、透明やフォントの処理、ICCプロファイルの処理をRIPで効率的かつ柔軟にできるようになりますが、それ以前に、アプリケーションレベルでユーザーが、ドキュメント内に使われている画像がどうなっていて、それが適正であるかどうかをすぐに知ることができる機能が欲しいものです。

 それができれば、画像にICCプロファイルを含んでIllustratorやInDesignに貼り込むのが当たり前の時代になりそうです。ICCプロファイルを運用してのワークフローまではもう少しですね。






posted by 上高地 仁 at 17:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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