2013年07月26日

Apple Developer、金を払っている開発者には時期を明確にした再開計画を提示すべき

 iOS Develop Centerが閉鎖されたのは今月(7月)18日で、一週間を過ぎたがまだ解決していない。現在アクセス可能なのはiTunes ConnectとBug Reporterだけで、それ以外は復旧の見込みすらよくわからない。

 問題なのはアップデートの計画はあるが時期は明言しないことだ。Appleは相変わらず無言実行が座右の銘らしい。もう一週間もたっているのだから、金を払っている開発者には、時期を明確にした再開計画を提示すべきではないのかと思うけどね。

  もっとも攻撃方法が解析できなくて、対処の目処すらたっていない、なんてことはありうるだろうか。ユーザーとして対処の目処はたっているが、ポリシーで再開時期開示していないことを希望するしかない。

 iTunes Connectは使えるので既存アプリのアップデートやアプリ内課金コンテンツは追加できるが、新規アプリは作成不可。『Identifiers & Profiles』が使えないので、プロビジニングプロファイルが作成できない。新しいアプリの作成はできない。さらに『Certificates』もいかれているので、Macintosh内の証明書に不具合があったとき、証明書を再度アップロードできない。実質的にアプリの申請はできないに等しい。

 少し前に『Certificates』と『Identifiers & Profiles』は大幅にリニューアルして証明書の作成方法やプロファイル作成方法が少し変更されたが、リニューアルすると、このあたりも変更されるのだろうか。それともログインに複雑な手続きを要求するのだろうか。いまでも複雑なのに、さらに複雑になりそうだ。

 売上の伸び率が低下し、今度登場する新製品がどのように業績に付与するのかは見えないが、Appleは時間をかけても十全の対策をとりそうである。こんな状況が長く続くようであれば、年間の開発者フィーの一部返還という話もでてきそう。日本企業じゃないから、それはないかもね。



◆アップル、攻撃を受けた開発者サイトやサービスの復旧計画を発表
http://japan.cnet.com/news/service/35035095/


 

PS.翌日の27日にAppleからメールが来て、ほぼ立ち直りました。iOS Dev Center、Mac Dev Center、Safari Dev Center、Certificates, Identifiers & Profiles、Software Downloadsがアクティブになっています。


 


posted by 上高地 仁 at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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