2012年04月04日

iPadでペーパーレス化が進み、生まれるマーケット

 iPadの解像度が上がって、会議の資料等がiPadで配布されることが多くなるという記事がITproに掲載されていた。Retinaになって表示解像度が高くなり、文字の認識精度が高まったからだ。Retinaに慣れると後には戻れない。企業内でiPadは必携ツールとなるのだろうか

  同時期の記事としてマイナビニュースに、凸版印刷が会議資料をiPadのみにし「約80%のコスト削減を達成」したという記事があった。大きな組織では紙の資料は分厚くなり会議の参加者も多くなるので、使用する紙の枚数はばかにならない。紙の資料を廃止して会議の効率がアップしたとすると、いままでの紙の多くは無駄なものが多かったに違いない。

 提案資料などは中味より、資料を積み上げときのボリュームで圧倒しプレゼンを演出することもあるが、iPadになるとそういうはったり技は使えない。iPadではったりをかます新しいノウハウをプレゼンターは見つけてくるしかない。動画やウィジェットなどを多用していくことになりそうだ。新しい皮袋には新しい酒を、というわけだ。

 会議用の資料のフォーマットは凸版印刷では

HandyBinder

というスマートフォンやタブレット端末向けのコンテンツ作成・配信サービスを利用している。インフォテリアの「Handbook」をカスタマイズしたものになっていて、凸版印刷の狙いは「HandyBinder」の拡販にある。企業内資料のフォーマットはこれからはWordやPDFから新しいフォーマットに置き換わっていきそうである。

 会議用資料にコストをかけたくない企業は

iBooks Author

を使うという手もある。Apple製品で固めればスプレッドシートもプレゼンテーションもすべてiBooks Authorに取り込むことができる。動画の取り込みも簡単だし、アプリでウィジェットを作成してFlashみたいなコンテンツを取り込むことも可能だ。

 ネックはコンテンツの詳細な管理ができないことだろう。iBooks AuthorブックのインストールをiTunesだけに限定すると、デバイスを限定できるが、それ以上は無理そうだ(例えばID毎にインストールコンテンツを制限するとか)。iBooks Authorで作成した社外秘のコンテンツをインストールしたPadを紛失すると、Mobile meですべて削除する(あるいは別の有料サービスを使う)しかない(凸版のiPadが3GになっているはiPadの紛失を懸念してだろうけどね)。

 Windowsが普及していくとき、使い方も知らない企業がこぞってWindowsを導入した。iPadでも同じそうな狂想曲が奏でられるだろうか。これから企業内ツールとしてiPadの売り込みは激烈になりそうだ。はてさてインタラクティブなプレゼンテーションは、iPadによって切り開かれるのだろうか。



◆第3世代iPadでさらに進むペーパーレス化 [ITpro]
http://nkbp.jp/HczJTg

◆凸版印刷が幹部会議にペーパーレス会議システムを導入[マイナビニュース]
http://bit.ly/Hnkeqg

◆スマートフォン/タブレット向けコンテンツの自動変換・配信サービス「HandyBinder」[ITmedia]
http://bit.ly/HdasZl

◆書籍のご案内:iBooks Author作成ガイドブック入門編
http://bit.ly/yBejjw

◆これだけでできるiBooks Author作成ガイドブック入門編Web版
http://bit.ly/AeTPX6

 


posted by 上高地 仁 at 10:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Apple/Macintosh/iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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