2011年09月05日

『加藤直之グイン・サーガ画集』をポチッとダウンロードする

 App Storeでブックアプリ『加藤直之グイン・サーガ画集』がアップされていたので、買ってみた。iPhone、iPadの両方に対応しているが、ファイルサイズが「394MB」もあり、iTunesでダウンロードするしかない。グイン・サーガは当初予定の百冊を過ぎても完結せず、膵臓がんで作者の栗本薫氏は他界したが、単一作家のシリーズものではおそらく世界一である。ギネスに申請したが、一冊になっていないという理由で却下された。日本ではそれに次ぐのは『大菩薩峠』だろうか。

  四半世紀くらい前に、グイン・サーガのコンベンション「グインコン」を開催したことがあった。そのときにグインサーガの表紙を担当していた加藤直之さんにパンフレットの表紙をお願いしたことがある。大阪から東京までいって直接お会いした。快く引き受けていただいてとても嬉かった。そのときのイラストも『加藤直之グイン・サーガ画集』に収録されていて、いまそれを見ると懐かしい。

 「グインコン」のイラストは修正されていて、全体の構図はそのままながら、中央の美女にはかなり手が加えられている。原画が修正されていくさまをアプリ内で見ることもできる。美女はより艶かしいながら気高く描き直されている。リンダやアムネリスのはずはないので、リギアだったような気がするが、残念ながら記憶にない。

 加藤直之さんが監修した画集に『武部本一郎SF挿絵原画蒐集』といって、武部本一郎の画集をそのままアプリ化したものもある。こちらは少し高めだが、一千ページを超える画集をそのままiPadで閲覧できるようしており、コストパフォーマンスだけを考えると、決して高くない。画集などはこれからガンガンとアプリ化されていくだろう。

 ちなみにSakuttoBookもiPhoneやiPadに表示するときの画像解像度を指定できるので、ある程度大きな画像でも表示可能。768 pixelの倍くらいはいけそう。画集などの配信にもお使いいただきたい。もっとも画集の場合はもっと大きく拡大してディテールも見たいということはあるだろうから、専用ツールの方がいいかもしれない。

 武部本一郎画伯といえば、やはりなんといってエドガー・ライス・バローズの『火星のプリンセス』が代表作。ことしはディズニーで『火星のプリンセス』が実写される。最初の三部作を合わせて制作されているのでタイトルは

ジョン・カーター オブ マーズ

となっている。ちなみに、キャメロンの『アバター』はパローズの火星シリーズを作ろうとしたことから始まった。

 デジャー・ソリスのイメージはやはり武部本一郎画伯の創元推理文庫の表紙なので、ディズニー版デジャー・ソリスのリン・コリンズはちょっとイメージは違うかもしれない。まあそんなことを言い出せば、ハリウッド女優の誰が演じても、違和感はあるに違いない。

 映画が公開されれば『武部本一郎SF挿絵原画蒐集』アプリも大きく取り上げられるだろうし、アプリだからアメリカだけでなく全世界で売れるのではないか。手元にある『火星の美女たち』という画集があって、野田昌宏大元帥があとがきを書いていてアメリカに創元推理文庫版の『火星のプリンセス』を何冊も送ったと書かれているので、武部版デジャー・ソリスはアメリカだけでなく世界中で受け入れられるような気がする。

 過去のコンテンツはこれからさまざまな形でアプリ化されていくだろう。iPadが圧倒的に普及していくなか、コンテンツはiPhoneやiPadに集約していくとことは間違いない。『加藤直之グイン・サーガ画集』はけっこう売れているので、これからは多く
イラストレータの画集がアプリとして続々登場することになりそうである。


◆加藤直之グイン・サーガ画集[iTunesプレビュー]
http://itunes.apple.com/jp/app/id459027225

◆『武部本一郎SF挿絵原画蒐集』[iTunesプレビュー]
http://itunes.apple.com/jp/app/id409681470?mt=8

◆John Carter[IMDb]
http://www.imdb.com/title/tt0401729/

 


posted by 上高地 仁 at 21:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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