SakuttoBookにアプリ内課金の機能を用意したのは、「2.20 Developers 'spamming'」対策であった。アプリ内課金の機能があっても、ビューワーソフトという点では、同じ機能のアプリであり、いずれ「スパム」だと言われるとは思っていた。しかし「Illustrator使いこなし21の鉄則」はすんなり審査に通ったので、その方法で組み込み型でアプリをガンガンとリリースするつもりだったのだ。
「Illustrator使いこなし21の鉄則」の審査が通ったのは7月23日で、App Review Teamからメールは7月30日。およそ1週間でジャッジされてしまった。このままSakuttoBookの組み込みアプリのそのままの仕様で新しいアプリをリリースしても、リジェクトされる可能性は極めて高くなってしまった。ほぼ間違いなくリジェクトされるだろう。
開発者の1アカウントで申請可能なブックアプリの数はいったいいくつだろうか。その数がわかれば、アプリリリースの計画はたてやすくなる。App Review Teamからメールには、
質問があれば遠慮なくメールに返信してください
とあり、一方的にリジェクトするという姿勢ではなかった。iTunes Connectからのメールは結びが「Regards」であるのに対して、App Review Teamのそれは「Best Regards」となっていて、形式的な返信ではなさそうであると思われた。
せっかくなので、一応、1アカウントで申請可能なブックアプリのアプリ数を聞いてみた。そうすると申請可能な単体アプリ数についての返事はなく、アプリ内課金を使ってくれ、という返事がやってきた。アプリ内課金を使えば、いまのところ3,000アイテムまでは登録可能になっているのは周知の事実。
組み込みプロダクツではなく、同一カテゴリーでの単体アプリ数には制限はあるだろうか。それはわからない。おそらく決まった数はなく、内容を審査しつつ決めているようだ。それでもマックスで一桁ではないか。インクナブラでは今年の3月から申請を初めていままで9個のブックアプリをリリースした。他のアカウントでも今年の2月以降に、二桁に達しているところはなさそうである。
同じ仕様のままで申請していくと、数個でリジェクトされるようになると考えてよい。が同じツールを使ってもリジェクトされずに9個のアプリをApp Storeに並べているアカウントもある。従って、スパムとしてリジェクトされたら、それらのアカウントを引き合いに出して、9個までは交渉できるかもしれない。
ただし、同じツールをベースにしても、見せ方を少しずつ変えていき、コンテンツに合わせてカスタマイズして、異なった特徴をもったアプリとして申請すると、審査は通りやすくなるようだ。前回申請したものと全く同じ仕様でなければ、審査は通りやすいと考えてよい。
返信されたメールを読むと、
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ラベル:iPhoneアプリ
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