Illustrator使いこなしの鉄則、iPhoneアプリ化できました。

　『トラブルでオタオタしないIllustrator使いこなしの鉄則』をiPhoneアプリ化した。Illustrator 8.0からCS3までを対象に、「マスターヨーダ」と「あなた」の対話形式でIllustratorからのPDF作成でのポイントを解説している。ブログにほとんど掲載しているが、ブログにアクセスしなくしても、アプリからご覧いただけるようになった。

 　トピックはすべてブログに掲載しているので、トピックを一つ追加した。それでタイトルは

Illustrator使いこなしの21の鉄則

とした。もともと最初に書籍化したときに鉄則の数をタイトルに含めるつもりだったが、忘れていたのある。数字が入っている方が具体的に聞こえるので数字を入れる方が説得力を持つからである。説得力を持たせるには「20」というような切りのいい数字ではなく、「21」のような端数の方が具体性があってよい。

　追加したトピックは前回も紹介したとおりに

鉄則21：最新版にアップデートしよう　CS3〜CS5

というタイトルでIllustrator CS3以降のアップデート内容を解説した記事である。





　今回のアプリ化にあたって、レイアウトはiPhoneサイズに作り直した。いままで書籍として発行したものはA5サイズのままアプリ化していたので、iPadではほぼちょうどのサイズであっても、iPhoneでは扱いにくいものになっていた。日本ではiPhoneの普及の方が多く、多少手間でもiPhoneサイズで作り直す方が使いやすいと思ったからである。

　さて、『Illustrator使いこなしの21の鉄則』は予想外に手間がかかった。

7月12日　アプリのアップロード
7月20日　審査開始（In Review）
7月23日　販売開始（Ready for Sale のメールは朝の8時過ぎ）

だった。いままでは「Ready for Sale」のメールのあと、数時間でApp Storeで検索可能になったのだ。ところが今回は、「Ready for Sale 」のあとApp Storeで検索できるようになるまで、１日半もかかっている。実は「Ready for Sale」の後に価格を変更したので、それが原因かもしれぬ、と思うものの憶測に過ぎない。もし月曜日までApp Storeに並ばないようであれば、Apple Developer Supportに問い合わせようと思っていたくらいである。

　申請するときの手順も、審査が早くなるような手順はないものだろうか。その辺りもいろいろ試したいものだ。In Reviewが早くなる方法とか、あれば是非見つけたいものである。

　いままで「Ready for Sale 」のあと長い間待たされたとこはないので、今回の事態は予想外だった。アプリをアップロードしてから「In Review」の間も結構長い時間がかかっている。App Storeの申請数が増えているのかもしれない。

今回はアプリ内課金コンテンツとして

Illustrator 8.0印刷用PDF作成ハンドブック

を登録したが、Illustrator 9.0以降も順次『Illustrator使いこなしの21の鉄則』内に収録していく予定である。もしiPhoneサイズが好評であれば、InDesign版同様の形でアプリ化するつもりである。



　販売価格は、Tier 4の350円にしたが、今月末までは

Tier 1の85円

とさせていただくことにした。7月31日になると、Tier 4に変更されるのでご注意ただきたい。

　またSakuttoBookは最新版を使用し、画像の解像度を「320 ピクセル」にした。いままではiPadでの閲覧を考慮して横幅の解像度を「640 ピクセル」にしていたが、iPhoneに最適化するために「320 ピクセル」にしたのである。iPhone 4であれば「640 ピクセル」でもページめくりは遅くはないが、iPhone 3GS以前では遅くなるからである。



◆Illustrator使いこなしの21の鉄則［インクナブラ］
http://bit.ly/nJNEDU
＊App Storeで「使いこなし」で検索してください。