2011年04月08日

A5サイズのPDFを無理矢理iPhoneアプリにする方法 その1

 SakuttoBookの便利なところは、既存のコンテンツがPDF形式で用意されていればそのままiPhoneアプリにすることができることだ。なんかとiPadでの2倍表示に対応したので、いままでA5サイズで販売していたインクナブラ書籍をiPhoneアプリとして発行することにした。

  iPhoneで閲覧することを基本にレイアウトを考えてみた。iPhoneのアスペクト比は

2:3

である。したがってドキュメントも同じサイズにしたい。InDesignで作成したPDFのサイズはA5なのでアスペクト比が異なる。したがって、ドキュメントサイズを変更しなければならない。

 ドキュメントサイズの変更はアスペクト比だけではない。というのはマージンの扱いもある。iPhoneではマージンはほとんど不要だ。2 mmから3 mm程度あればよい。そのためドキュメントの横幅を小さくする必要があった。

 もっと簡単な方法はInDesignでドキュメントサイズを変更する方法である。の方法では見開き単位で挿入してある柱を1ページずつに入れる必要があるので、見開き設定を解除する必要がある。見開きを単ページにするのは簡単だがその場合の問題はページは単ページになっても、マスターページは単ページにならないということである。

 そのため、ドキュメントサイズを変更すると、ページオブジェクトはセンター合わせて調整されるが、オーバーライドされたマスターページオブジェクトは位置がずれてしまうのである。

 そういうときのためかどうかは知らないが、InDesignにはページパネルのオプションに

すべてのローカルオーバーライドを削除

という機能がある。この機能を使うと、マスターページオブジェクトはページオブジェクトになる。したがって、先にマスターページのローカルオーバーライドを削除してページオブジェクトにすれば、ドキュメントサイズを変更しても、ページ上のオブジェクトはセンター合わせになるばすである。

110408-01.gif

 ただし、実際にはやってみた後、それぞれのページをチェックしなければならないだろう。予想外の落とし穴があるかもしれない。あとでもう一度調べてみたところ、別のマスターページから持ってきて削除したオブジェクトが復活してしまった。チェックするのは面倒なので別の方法を考えることにした。

 別の方法というのは、InDesignにもう一度PDFを貼り込むことである。アスペクト比「2:3」のドキュメントを作成して、A5のPDFを位置合わせてして貼り込むのである。横幅のマージンは不要なので、横幅は

148 mm → 130 mm

とした。もともと左右で各15 mmのマージンをみているので、9 mmのマージンをカットしても問題はない。iPhoneサイズに対して約2.6倍なので、6 mmのマージンはiPhoneで表示したとき2.3 mm程度になる。このサイズだとiPadで2倍表示すると、ほぼ等倍で表示されるのである。

 天地は「130 mm × 1.5倍=195 mm」となる。上に柱とノンブルを入れることにしたので、上を少しあけてPDFを配置し、PDFに含まれている柱とノンブルは表示されないように貼り込みボックスを小さくするのだ。

110408-02.gif

*不要な部分を非表示にして130×195 mmのドキュメントに配置した。


 あとはこれでPDFをInDesignに貼り込んでいけばよい。柱やノンブルはInDesign上で挿入する。不要な目次ページは削除し、前書きを書いた。それ以外はもとのPDFのままである。そのままPDFを書き出して、SakuttoBookでXcodeに貼り込めばOKといいたいところだが、画像の処理が残っているのだ。(つづく)


◆InDesignからEPUBの電子書籍を作成する方法[iTunesプレビュー]
http://bit.ly/hoLZHS

 


ラベル:iPhoneアプリ
posted by 上高地 仁 at 13:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | Apple/Macintosh/iPhone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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