2010年10月19日

ジョブスいわく「選択の機会がある場合、人はMacを選ぶ」

 アップルが儲かっている理由があるとすれば、売る人を選んでいるからだろう。選択の機会のない人には売る必要はないし、優れた最高の製品を買いたくない人にも売るつもりはないというだ。わかりやすくいうと、選択の機会のある人には、先進的な製品を十分な利幅で売りたいということでしょう。儲かっているときの話なので、これはきっと本音でしょうな。

 
 日本ではiPadは大きく重いので、結構敬遠されているが、これからソフトの登場以降で使い道が変わってくると思うよ。iPadを電子書籍端末として捕らえると、やっぱしかなり無理がある。問題は大きさというより重さ。重量を半分くらいにし、それ以外の楽しみ方や使い方が現れると、また違った製品になりそう。

 ジョブスは「Androidは非常にバラバラで分断されている」は決めつけている。Googleは広告を表示したいのが本音なので、OSのコアだけを提供し、インターフェース等は実装ユーザーにまかせてきた(という意味かな)。広告を表示するデバイスを増やことがGoogleの利益になるからだ。だからGoogleにとっては同じAndroidといっても、同じOSの製品でなくてもかまわない。つまり、分断化されていることは、Googleにとってはなんら問題がないのだ。

 ただし、ちょっと気になるのは、将来にわたってもGoogleが緩い実装環境を許すかどうかはわからないということ。Androidが大きく広がると、Googleだって検索広告以外のビジネスモデルを本気で模索するかもしれない。バージョンアップするときに、実装環境を厳しくしてくる可能性はある。そうなると、iOSとAndroidの対決は、もっと燃え上がりそうだ。いまのところ、そうはなりそうにないけどね。


◆ジョブズ、タブレットの将来を語る:最低でも10型必要、7型はすでに死んでいる
2010.10.18
http://japanese.engadget.com/2010/10/18/10-7/

 
posted by 上高地 仁 at 16:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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