EPUBセミナー、青森で開催する。その1[EPUBセミナー雑記番外編]



 7月に東京で「InDesignからEPUBをラクラク作成する方法」セミナーを開催したとき、セミナーのリクエストをいただくことにした。東京と京都、そして札幌でのリクエストを頂いた。それで9月の始めに東京で2度目のセミナーを行い、続いて大阪でも開催した。もう一つ、リクエストを頂いた場所があって、それが青森だった。

  青森でのセミナーリクエストは他のリクエストとは異なっていた。開催希望地のリクエストではなく、「InDesignからEPUBをラクラク作成する方法」セミナーを主催したいというリクエストだったのである。リクエストをいただいたのは弘前にあるアサヒ印刷の漆澤知昭さんであった。

東京でのセミナーは興味があったのですが、
時間とお金がかかるため躊躇しておりました。
私は印刷業界団体の青森県印刷交流会議の事務局をしております。
また青森県印刷工業組合に加盟しております。
この団体以外にもお声掛けして10名以上は集められると思いますので
ご検討お願いいたします。


というコメントを頂いたのである。うれしいリクエストである。リクエストを頂いた北海道でのセミナーと時期を合わせれば移動時間も少なくて済むので、即お引き受けした。

 大阪から青森まで行くと、講師料に交通費、宿泊費などを合わせるとけっこうな金額になってしまう。北海道の自社セミナーを合わせて開催することで、交通費は片道だけをお願いした。ただし、それでも青森まで正規運賃を払うと大変なので、特割で予約した。

 青森から北海道は近い・・・というのは錯覚だった。大阪から見ると海峡をはさんでいても隣の県ではないか。2〜3時間で札幌まで行けるのではないかと安易に考えていたら、さすがに北の国は広かった。3時間だと青函トンネルをくぐって函館までも行き着けるかどうか。札幌まで電車だと7〜8時間はかかるらしい。青森でセミナーを終えてそのまま札幌入りして翌日札幌でセミナーをするという強行軍の予定はあえなく崩れ去ってしまった。

 長時間電車に乗るのは大変なので、セミナーの翌日に飛行機で青森から札幌まで飛ぶことにした。機上にあるのは1時間くらいだが、手間は大阪から乗るのと同じ。9月14日に青森でセミナーをさせていただいた。青森でのセミナーはEPUBセミナーだけなので、14日の朝の便で伊丹を離陸することにした。8時20分伊丹発着、10時過ぎに青森到着。

 空港では漆澤さんが出迎えに来てくれていた。会場は弘前なので、そのまま弘前に向かう。以前、青森でセミナーをさせて頂いたことがあった。多分十年くらいまえだと思うが、もっと前かも知れない。ひょっとすると独立前のような気もする。記憶が曖昧な部分があるが、確かに青森の土を踏んでいるのである。セミナー終了後に津軽三味線を聞かせていただいた覚えがある。その日は宿泊し、翌日ホテルの近くにあったお城の境内を散策した記憶があったことを漆澤さんに話すと

青森にはお城はないですよ、お城があるのは弘前


だと教えて貰った。青森はもともと津軽氏の弘前藩(津軽藩)の領地で、津軽氏の城下町は弘前なのである。ということは、前回のセミナーも弘前だったのだ。きっとなにがしかの縁があるに違いない。うーん。

 漆澤さんはまだ三十代で、印刷会社の2代目である。6年ほど事務機器の営業をしたあと、跡を継ぐことにしたという。もう昨今印刷会社の2代目3代目は普通になってしまった。貞観政要では「創業は易し守成は難し」というが、印刷業界も守成の時代だろう。創業も守成も質が違うだけで難しいのは同じである。創業は運を掴むのが難しいが、守成は高みを維持するのが難しい。難しさの中に、人生の醍醐味があると達観するのはなまなかできそうではない。

 さて、お昼前に弘前市内に入った。昼食をいただくまでにすこし時間があったので、ねぷた村」という観光施設に案内して頂いた。ねぷた祭り、ねぶた祭り、名前は聞いたことはあっても、実物は見たことはかった。弘前周辺では「ねぷた」であり、青森周辺では「ねぶた」というそうだ。上部の飾り物は違うが、基本的にはだんじりと同じで山車を引き歩くのである。

 「ねぷた村」には巨大な扇型の山車燈籠が展示されていた。ひとしきり解説を伺うと、太鼓をたたいていいという。長くて細いバチを両手に持つ。館内に太鼓が三張並べられていて、真ん中に係の人が立ち、右に漆澤さん、左に私がバチを握った。合図に合わせて、太鼓をたたく。バチは湾曲しており、真ん中で太鼓をリズムに合わせてたたくのである。なかなか心地よい。(続く)


◆有限会社アサヒ印刷
http://www.asahiinsatsu.co.jp/


◆これだけでできるInDesignからEPUBの電子書籍を作る方法
http://www.incunabula.co.jp/book/id_epub/


◆これだけでできるInDesignからPDFの電子書籍を作る方法
http://www.incunabula.co.jp/book/id_pdf/

 

 



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posted by 上高地 仁 at 12:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | InDesignとEPUB
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