レイチェル・カーソンはアフリカ人を毎年100万人を殺している【環境活動家のウソ八百】



 レイチェル・カーソンといえば、『沈黙の春』という本が有名だ。レイチェル・カーソンが著書でDDTの危険性を大きく取り上げたことで、アジアやアフリカの人たちがたくさん死んだ。その数は1000万人を越えるという。カーソンはレーニンやポルポトに匹敵する大量殺戮者なのだろうか。

  環境保護団体の大きなところには

グリーンピース
WWF(世界自然保護基金)


があり、うるさい団体に

PeTA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)


がある。環境保護を訴える団体は本当に環境保護のために運動をしているのかという疑念を取り上げた本が『環境活動家のウソ八百』である。

100817-01.jpg 環境団体の偽善は大きく言って二つに分けて考えることができそうだ。1つは、白人主導の環境団体の思想のバックボーンである。ヒトラーがユダヤ人を虐殺したときの優生学、つまり白人は優越人種であるという思い上がりと、マルサスの人口論が組み合わさって、環境保護が唱えられているのだ。

 マルサスの人口論は、地球の資源は有限であり、人口が爆発すると資源が足らなくなるという趣旨の理論。人口が増加するのは白人社会ではなく、アジアやアフリカなどの白人以外の地域なので、これらの地域の人口が増えて本来白人のものであるべき地球の資源が使われるのは「けしからん」ということが背景にある。

 ローマクラブが発表した『成長の限界』は、マルサスの人口論に添った論を展開して、オイル・ショックの素地を形成した。資源が枯渇するというローマクラブの論は全く読みが外れ、資源の枯渇は起こらなかった。石油の値段は上がったが、値段が上がったことでいままで採掘できなかった場所にも油井が掘られて、需要を満たす石油が供給されるようになった。ローマクラブを設立したアウレリオ・ペッチェイはイタリアの石油王。オイル・ショックでしこたま儲けたに違いない。

 もう1つは環境保護の美名に隠された秘密結社的で独裁的な組織運営である。環境保護団体が環境のためといって寄付金を募るが実際には、環境保護のために使われるより、幹部のふところに入ってしまうものが少なくない。とくにグリーンピースは不明朗な資金移動が多くあり、カナダで設立されたにもかかわらず、カナダ政府はグリーンピースを「公共の利益にはならない」と断じて慈善団体として認可していない。

 さらにFBIはグリーンピースを「エコテロリスト」として監視している。「エコテロリスト」という言葉は日本人にはピンとこないが、わかりやすく言うとグリーンピースのような過激な行動を伴う環境団体は

環境やくざ

といった方がわかりやすい。スローガンは立派だが、やっていることはやくざと紙一重。行き過ぎたイデオロギーで環境問題を針小棒大に見せかけ寄付金を集める。世間の耳目を集めるために、シー・シェパードのような違法行為も平然と行う。そして集めた金は幹部で分け合う。幹部というのは、主にヨーロッパの超セレブたちである。

 ヨーロッパの超セレブたちにとって環境保護団体の運営はビジネスの手法なのである。経済はアメリカに牛耳られているので、環境保護という美名にカモフラージュしその影でビジネスするわけである。ハリウッド映画『007/慰めの報酬』では、ジェームズ・ボンドと敵対する環境保護団体の仮面を被った秘密組織が暗躍する。環境保護団体の化けの皮も剥がれつつあるようだ。

 環境保護団体のエゴイズムは、第三世界で悲惨な要求を行う。人間の命より環境保護の方が大事だと平気でいうのである。もっとも有名なのは、イギリスのエディンバラ公フィリップだろう。WWF(世界自然保護基金)の初代総裁だったが、「生まれ変わったら、死のウイルスになって人口問題を解決させたい」などのセリフを平然と宣った。

 オランダの王配であったベルンハルトは、WWF(世界自然保護基金)の設立に関わったが、彼は同時にヨーロッパの武器に売買に深く関与しており「死の商人」とも呼ばれた。環境保護という表の仮面と、武器売買という素顔を使い分けていたのである。

 レイチェル・カーソンは著書『沈黙の春』で殺虫剤DDTの毒性を大きくアピールした。DDTは環境汚染物質として広く認知された。しかしマラリア蚊の駆逐にはDDTがもっとも効率的だったのである。『沈黙の春』以前は日本も含めて欧米ではDDTの散布によって、マラリア蚊を絶滅させている。しかし『沈黙の春』以後、DDTが過剰に危険視されたため第三世界でのDDTの使用は実質的に禁止された。

 DDTは当初発ガン物質して疑われたが、現在ではその根拠は確認されてない。つまり、レイチェル・カーソンの根拠のない思いこみがアジアやアフリカでのDDTの使用を制限し、不要なマラリア患者を増大させたのである。そして環境保護団体の思慮ない活動のためにDDTが散布できず、アフリカではマラリアで毎年100万人の若い命が失われているという(P223)。環境保護団体は、マラリアで失われる命より、根拠のないDDTでの環境汚染の方が重要だと言ってはばからないのである。

 環境保護団体の主張はたいていは根拠の薄弱なものが多い。さらにデータを改竄したり、都合のいい部分だけを取り上げたりする。地球温暖化などは、100年もたって振り返れば、地球温暖化議論が世間をミスリードしたことに後世の人は首をかしげるに違いない。

 いずれにしても、環境保護をまじめに取り込んでいる人たちは、ヨーロッパの古狸に化かされているのではないか。行き過ぎた主張はわかりやすいので、群集心理をコントロールできるにしても、真実はそこにはない。環境問題も全体のバランスのなかで考えるべきだろう。環境保護団体が地球の環境保全に役立っているというのは、誤った幻想に過ぎないのである。

 ちなみにこの本のバックには、ローマカトリックがいる。最近の環境保護団体はアニミズムに傾斜しつつあり、それがカトリックの脅威になっているらしい。


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posted by 上高地 仁 at 10:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | みだれうち読書ノート
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