Creative Suite5の動作環境についてもう一度確認しておきたい。
Macintoshは10.5.7以降でインテルマルチプロセッサー
WindowsはXP SP2以降でPen4、Athlon64以上
となっている。つまりMacintosh環境ではインテルMacが必要なのである。
実は手元にインテルMacがなかった。現在のメインマシンはいまだにPowerPCのG5のまま。最近はメモリ不足を感じるときがあるが、CS3までを使うのであればそれほど力不足は感じない。ただし、Illustrator CS4はともかく、InDesign CS4は動作がたまんないくらいのろい。メモリを増やせば解決するのかしないのか、InDesign CS4に移行する気にならないのはただそれだけの理由。
インテルMacはCreative Suite4のときに調達してきた。ただし動作の確認はG4でも可能なので、インテルMacにはBootCampにXPを入れて、そこにAcrobat 9 Pro Extendedをインストールした。ただしそのインテルMacは、その後息子が使っていた。大学生になったのでPCが必要になる思い手渡したのである。そのため手元になかった。インテルMacはPCではなく、単なるiTunesマシンと化していた。
そこで、新しくインテルMacを調達してきた。iTunesマシンのインテルMacと入れ替えた。というのは、古い方にはBootCampにXPがインストールしてあるので、取り替えることにした。手元にXPがもう一台欲しかったここと、iTunesマシンのハードディスクがmp3でいっぱいになっていたからである。
インテルMacの調達ともう1つの事情は、プレス用のマシンが専用で必要だということだった。Creative Suite4のとき、メインで使っているマシンにインストールしたら、あとで製品版に差し替えるときにひどい目にあった。プレス版をアンストールしているにもかかわらず、製品版がインストールできないという問題であった。最終的にインストーラを何度も差し替えて解決したが、製品版をインストールできない可能性があるのは辛い。
今回はプレス用の内覧会でも、プレス用のCS4専用のマシンにインストールしてくれという案内があったと記憶している。プレス用の製品期限が切れたら、Mac OS Xを再インストールすればよい。
もともと古いインテルMacはハードディスクが60GBしかない。それをBootCampで割ってあるので、それぞれのハードディスクの空き容量はあまりなかった。これもCreative Suite5をインストールする障害になった。
今回のCreative Suite5のインストーラはダウンロードだった。CS4まではDVDが用意されていたが、CS5ではDVDのインストーラはなくなった。おかげで記念品が1つ減ってしまった。DVDだとインストールするアプリケーションが専用するディスク領域があればいいが、ダウンロードだとすべての製品のインストーラのイメージファイルをダウンロードしなければならなかった。これが
10GB
を越えているのである。ところが、インテルMacのMacintoshハードディスクの空き領域は11GB弱しかなかった。つまり、インストーラのイメージファイルをダウンロードしたらそれで終わりなのである。これではインストールできないのではないか。Windowsのハードディスク領域は20GB以上あいていたので、そこをインストール先に指定したが、拒否されてしまった。ファイルシステムを確認してからインストールするらしい。
そこで取りあえずイメージファイルをダウンロードし、別のハードディスクをFireWireで接続してそこにコピーした。ファイルを解凍してやっとインストールできた。DesignとWeb関係のソフトをインストールしただけだが、空き領域は3.8GBしか残らなかった。
というわけで、これがIllustratorのオープニングウィンドウ。ちなみにCreative Suite 5のアプリケーションアイコンは立体になった。