2010年03月16日

これだけでできるIllustrator CS3印刷用PDF作成ハンドブックを作りました

 『これだけでできる印刷用PDF作成ハンドブック』は、Creative Suite2までしか対応していませんでした。CS3以降、どの程度使われているのかわからなかったので、少し及び腰でした。Mac Fan 2010年1月号のアンケートなどを見ると、けっこう使われていそうな感じです。そこで、Illustrator CS3のハンドブックを作成しました。

  基本的には『これだけでできる印刷用PDF作成ハンドブック』のCS/CS2をベースに作成し直しました。テキストを少し変えてショットを入れ替えました。CS2以降はPDF保存時にトンボを追加して書き出すことができます。また逆にいままで通りにトリムマークを指定することもあります。今回は、その両方に対応してハンドブックを作成しました。

 CS3では新規にドキュメントを作成するときに、カラーやラスタライズ効果設定を指定できるので、けっこう便利になっています。ですからそれ以外で使ってはいけないものをチェック項目に上げました。

塗り設定だけの線
埋め込みできないフォント
オーバープリント
特色
RGBの貼り込み画像
プロファイル埋め込みの貼り込み画像

などです。オーバープリントなどは、プロセスカラーの印刷物はIllustrator上で一切せず、出力機やAcrobatでする方が確実なので、「禁止」項目に入れました。墨ベタ以外にオーバープリントしたい場合は、けっこう特別な場合なので、フォントをアウトライン化するように、原則禁止でいいのではないかと思いますね。

 またPDF書き出しでは、PDFだけでなく、PDF/X-1aで書き出す場合の違いにもすこし触れています。PDF/Xでは「PDF/X-1a:2001(日本)」を選択して、少しだけカスタマイズします。圧縮、トンボと裁ち落としなどです。あとは「プレス品質」とほとんど同じ設定で書き出せます。

100317-01.gif

 Illustrator CS4についてもハンドブックを作成する予定ですが、マルチページの処理が複雑なので、別にした方がいいのかもしれません。CS3版やっとできましたが、フリーダウンロードにします。こちらからお申込みください。なおプリントはできますが、解像度を制限しています。


◆無料の『これだけでできるIllustrator CS3印刷用PDF作成ハンドブック』はこちら
http://www.incunabula.co.jp/book/illustcs3_HB/

 


ラベル:Illustrator CS3
posted by 上高地 仁 at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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