2010年02月26日

交友印刷、ポートアイランドの無料情報誌を発行!

 神戸のポートアイランドに本社を置く交友印刷株式会社が、ポートアイランドをテーマに無料情報誌「ポーアイ24」を創刊したそうです。発行は隔月刊で、サイズはB5/16ページのフルカラー、配布部数は1万部となっています。

  むかし大阪の印刷会社に勤めていた頃、交通事故を起こしそうになったことがあります。当時ポートアイランドに担当していた得意先がありました。毎日、大阪からポートアイランドに通っていました。高速で片道1時間はかからないのですが、けっこう売り上げがあったので、毎日通っていました。

 睡眠不足の日でも、高速に乗って得意先に向かいます。夏の日差しの強い日は、エアコンをかけていても社内温度が高くなり、差し込むように睡魔が襲ってきます。大きな声で歌でも歌っているとすこしはマシですが、それでも運転中に眠ってしまったこともありました。大阪から神戸に向かう途中、降り口の少し手前の摩耶のあたりで

ガリッ、ガリガリガリッ

と鋭い音が車内に響きました。気がつくと、タイヤカバーが側壁をこすっていました。おそらく眠っていたのはほんの一瞬だったのだろうと思いますが、反対側の車道の中央に向かっていたらと思い出すと、ぞっとしますね。そのあとは、眠くなったら、途中でも高速を降りて、すこし仮眠して国道を走るようにしました。

 閑話休題。印刷会社はいま、業態が分岐しつつあります。1つはローコストで地域の壁を取り払ってシェア拡大を目指すネット通販を主体とする印刷会社。もう1つは地域密着型のサービスを提供し地域ポータルを目指す印刷会社でしょう。もともと印刷会社は地域ポータルでしたが、ネット通販の拡大に伴って、通販に参入しなかった印刷会社はポータル的な性格を大きく押し出していくことで、棲み分けをしていくとこになりそうです。

 交友印刷が一回の発行に100万円をかけて無料情報誌を発行するのは、地域ポータルとしての「のろし」ではないかと思いますね。その地域産業に貢献しつつ、サービスを提供して収益を確保していくというビジネスモデルを確立するには、自ら情報を発信していく姿勢はとても重要だと思います。

 一回100万円で隔月刊だと年間600万円ですが、広報費だとするとそれぼど高いわけではないでしょう。もちろん会社の規模にもよりますが、印刷会社が情報発信することはこれからは必須となるような気がします。

 いまでも本社が置かれているかどうかは知りませんが、ポートアイランドにはダイエーの本社がありました。ダイエーは安売りを続けて破綻し、再生した後も「初心に戻って」安売りして再起不能になったように思います。安売りだけを続けていくと、自分の首を絞めていくことは間違いなさそうです。もっともいまは、百貨店を含め総合小売店すべてが低調ですから、業態として寿命なのも知れませんけどね。

 ネット通販も安売りの限界がくると競争が熾烈になり、安売りだけでは立ち行かないようになるような気がします。地域に密着して安さだけを競争力にしない方法を探っていくのも、印刷会社の選択肢の一つではないかと思いますね。営業力をアップする方法として、「顧客との距離を縮める」というランチェスターの法則はいまでも有効ではないでしょうか。


◆ポーアイ「実はすごい島」 印刷会社が無料情報誌[神戸新聞]
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/0002735909.shtml

◆交友印刷株式会社
http://www.koyu-p.com/

 


posted by 上高地 仁 at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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