2009年10月08日

どうなる広告業界、増える倒産件数

 広告業界といっても、主に広告代理店の倒産が相次いでいるようです。

広告宣伝費総額は前年度比7.33%減の3兆608億円


というのが原因のようです。景気が悪くなると、最初に予算が削られるものの1つが広告ですね。とりあえず不要不急のイメージ広告とかは、痛手が大きいのでしょう。

広告業者の倒産は前年同期比40.6%増の201件


昨年は年間で206件くらい。今年は9月までで201件というペース。201件のうち93件は広告代理業ということです。もっとも負債額は1億円未満がもっとも多くて、広告代理業といっても規模の大きい会社ではなさそうです。「広告代理店」とは書かずに「広告代理業」と書かれているので、デザイン事務所(紙だけでなくWebも含めて)や企画会社が多いのかもしれません。

 それと広告の質も、インターネットでのGoogleの登場以降、大きく変わりました。GoogleのアドワーズやYahoo!のオーバーチェアなどは、入札という市場原理で価格が決まります。つまり対費用効果がシビアです。そうでない広告でも、以前より結果を要求される洋になっているのではないかでしょうか。結果を出せない広告を制作する場合は、発注が来なくなる可能性はあります。クラインアントの目が厳しくなって、パイが小さくなれば、「まずい」広告代理業者は立ちゆく術が失われていくしかありません。

 広告業も請負仕事の広告の制作だけではなく、幅広いビジネス展開を考えていくことが必要なんでしょうね。


◆最悪のペースで推移……広告業界の倒産件数[Yahoo!ニュース]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091008-00000091-zdn_mkt-bus_all

 


posted by 上高地 仁 at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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