2009年09月07日

マスマーケットのフリーペーパーが半減してもニッチはこれからだ

 昔からフリーペーパーは存在したが、印刷コストが大幅に低減されたことでフリーペーパーの損益分岐点が下がって、地域密着型のフリーペーパーが増加した。フリーペーパーの多くは廉価な広告を集めて、バッチ処理でレイアウトし制作費のコストダウンを果たしているはずである。

 フリーペーパーは、広告がなければ成り立たないが、クーポンを付けて販促ツールとしての「広告」は定着しつつあった。というより、クーポン命のフリーペーパーが大半だったからではないか。

 創刊誌数はピーク時から半減

というのは、こういう地域密着型のフリーペーパーの販促効果が小さくなってきていて、広告が集めにくくなったためではないかと思ったりもする。街頭やスーパーでフリーペーパーを手にとっても、どんなクーポンがあるのとかということにしか興味がない。私の場合は、スーパー銭湯のクーポンがあればとっておくが、それ以外はまず興味なし。記事はまず読まない。欲しいクーポンがあると何冊も持ち去ることもあった。

 というなかで

一般女性を写した写真集「美少女図鑑」は、すぐ品切れになることで話題


というようなフリーペーパーであれば配布部数を増やすことができるらしい。つまり、フリーペーパーといえども、記事が命なのである。面白い、役に立つ、興味を持てるような記事が満載されていれば、引く手あまたなのである。逆に言うと、地域密着型のフリーペーパーの記事には価値を見いだせないということだろう。

 ということはコアな記事を集めてフリーペーパー化すれば、まだまだマーケットを広げることはできるだろう。最近は、鉄女とか歴女とか増えているらしいので、鉄道をテーマにしたフリーペーパーとか、歴史物の記事をテーマにしたフリーペーパーとかであれば、配布部数はある程度見込めそうだし、ローカルな広告以外にも全国区の広告も掲載できそうだ。

 そう考えていくと、iPhoneのフリーペーパーとかあったら面白いと思ったりもしたが、どうだろう。雑誌を買うほどではないにしても、タダで手に入るフリーペーパーで新しいAppの紹介記事などが載っていれば、新しい号を是か非でも手に入れなくなるのではないか。

 別にiPhoneでなくてもかまわないが、マニアっぽいマーケットを狙ったフリーペーパーであれば、まだまだニッチはありそうである。そういう意味では印刷会社のマーケットとしては、フリーペーパーはまだまだ見込のあるマーケットではないだろうか。


◆フリーペーパー 生き残り熾烈 創刊誌数はピーク時から半減
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000047-san-soci

 


posted by 上高地 仁 at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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