「ピンチを救うAcrobat 8 Proサクサク出力のツボ」を買った時、本の感想を送りそびれたので書かせて頂きます。購入時にゆっくり読む時間がとれなかったので、お正月にゆっくり読ませて頂きました。上高地さんの本もかなり読ませていただきましたが、いつも現場に即した現場の問題を解決いただける内容なのでとても重宝しております。
アクロバット関係の書籍も市販の物を書店でかなり買い求めましたが、印刷の現場に即したものはほんの少数冊しかなく、特にアクロバットの色の置き換えとかフィックスアップとか一番現場に必要とする知識が詰められた書籍は皆無です。
それに比べ、上高地さんの書籍にはその色の置き換え、フィックスアップ関係を特に念入りに説明され、且つ直面するデータに対して裏ワザが書き盛られているのが大変有難いです。特に定番のPDFのフォントのアウトライン化は毎データで利用させて頂いています。
近年、出力機やRIPの性能も格段に向上しイラストレータの生のデータの出力等、アドビ関連のデータに関しては出力等に依存してかなり安全な出力が出来るようになったと思います。一方、我々零細の町の印刷屋にはOffice系のデータの持ち込みが大変増加してきましたし、これからも増加の一途をたどると思います。地元の自治体の見積りでもカラー物の半分以上は行政側からのOfficeデータの持ち込みになって来ています。
その状態の中で、ワードデータに関しては上高地さんの書籍等でかなり自信を持って処理できるようになりましたが、エクセル・パワーポイント等に関してはまだまだ、未知数の状態でいつも処理に悩んでしまいます。パブリッシャーやパーソナル編集長などのデータを持ち込まれたことも有ります。一応まずPDFにして処理をという形をとりますが、まだまだ不安だらけです。
ワード等のデータをPDFにした時も、顧客の方から印刷屋さんで写真の補正してくれとよく頼まれるのですが、いわいる写真に水平線が入ると思うのですが、タッチアップでクリックしてもフォトショップが立ち上がらず、イラストレーターが立ち上がり写真が分割されて水平線で分割されている事の方が多く処理に困惑します。その関係等をこれからも何かしらサジェスチョン頂ける情報を提供して頂けませんでしょうか。期待しております。
又、アクロバット9も購入しましたが、色の置き換えが前バージョンと全く様相が変わってとまどっております。『Acrobat9新機能の真実』を読んでおりますが、まだまだその部分に関しては理解できておりません。追加の解説等を期待しております。以上本冊の感想と余り関係のない部分がほとんどですが、思っている事を書かせて頂きました。(大阪府高槻市:経営全般:taka802)
『ピンチを救うAcrobat 8 Proサクサク出力のコツ』と『ピンチを救うAcrobat 8 Proサクサク出力のツボ』をご活用いただいているユーザーの方から頂いた感想です。Office系ドキュメントからのPDFでは、Acrobat 8 Proが欠かせないようです。ExcelやPowerPointからPDFに変換したときは、だいたいWordと同じです。しかし多少異なっている部分もあり、そのあたりも調べたいと思っていますが、検証すべき内容が見えにくいので手がついていません。今後の課題の1つですね。
Wordから作成したPDF内の画像が水平線で分割される現象はよくあります。開くときのWordのバージョンを新しくすると解決する場合がありますが、確実とはいえません。現実的にはPDF内の分割された画像を削除して貼り込み直すしかないかもしれません。元の画像データを貰ってきてレタッチしPDFとして保存して、TouchUpで貼り込み直すのです。もっともこの方法は、数が多いと手間ですね。変換手数料を請求できれば可能かも知れません。
Acrobat 9 Proの[色を置換]は構造的にはAcrobat 8 Proと同じです。フィックスアップの[色を置換]のように対象オブジェクトを詳細に指定できるようになったくらいです。正直言って、細かいところは、ウィンドウの設定が正しく動作するかどうか確認していません。もうすこしアップデートされてから調べてみたいと思っています。
◆ピンチを救うAcrobat 8 Proサクサク出力のコツ
http://www.incunabula.co.jp/book/acrobat8_saku2/