谷町四丁目に事務所があったときも近くの歯医者に行っていたが、そこは「審美」を専門とする歯科らしいので、いまいちの感はぬぐえなかった。虫歯の治療中に親知らずを抜かなければならなくなったが、他の病院を紹介された。
事務所を移ってももっとも近い歯医者に行くのは同じで、午前中に電話して予約を取った。予約時間は12時。30分ほど待たされて、診療台に横たわった。その前にレントゲンを撮影したが、診察台の前に24インチのiMacがおかれていて、気がつくと、そこに先程撮影したらしい歯のレントゲン写真が大きく表示されていた。
写真を見ながら影の濃いところをさして「このあたりの虫歯です」と説明を受ける。以前手術して抜き取った親知らずのとなりの歯は、根の部分が弱っているらしい。他にもいくつか神経には影響しない虫歯がいくつかあった。
疼くのは右下の親知らずのとなりの歯である。前回と同じで反対側だ。親知らずとそのとなりの歯の間に虫歯が広がっていて、神経まで達しているらしい。そのまま麻酔を打つ。
痛くないようにゆっくりと麻酔しますね
と麻酔の注射器が歯茎に挿入される。確かに痛くない。しかしいったい何時になったら終わるのだと叫びたくなるほど、時間が過ぎる。歯医者の麻酔ってこんなに長かっただろうか。
麻酔を打った後、虫歯の歯を削って、神経を殺していく、といっても全く見えないし、感覚もない。大きく口を広げている間に治療は終わった。麻酔ではれぼったくなった口でうがいをする。
これで終わりといいたいが、どうやら親知らずを抜かないといけないらしい。そのまま被せものをしても、親知らずとそのとなりの歯の間には雑菌が入りやすいため、やはりまた虫歯になるという。さらに、親知らずの下には別の神経が走っていて、それを調べるにはレントゲン写真ではわからないで、CTを撮影しなければならないという。その費用は保険が適用されないというではないか。次回の診療時までにどうするか考えておいて欲しいと、看護婦さんが言う。とりあえず、痛みは収まった。一応、ロキソニンのジェネリックという「ロブ」という痛み止めを貰う。
親知らずは抜きたくない。四本ある親知らずの内、もう二本は抜いたのだ(上の1本すでに抜いている)。ますます総入れ歯に近づくではないか。といっても、虫歯の痛みには耐えられない。今回も抜くしかないのだろう。親知らずを抜くって言うのは、歯茎を切って抜いて縫って、最後に抜糸して終わる。簡単だけど手術だもんな。
歯医者のMacintosh好きは世間の常識だから、iMacが診療室にあるのは不思議でもなんでもない。レントゲン写真は、思ったより早くiMacに表示されたので、専用のソフトを使っているのかと思ってよく見たら、ただの「プレビュー」だった。単にレントゲンの画像データをJPEGで保存してiMacのプレビューで表示しているのだ。歯のレントゲン写真を見る程度あれば、Photoshopは要らないらしい。プレビューで十分のようだ。
ラベル:プレビュー
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確かにapple社のロゴも歯医者や歯磨きの宣伝を思い起こすような…
こんな時にすみません。
くれぐれもお大事に。