2009年01月06日

CS4の新機能を使ってみる─Illustrator CS4、失われたフィルタメニューと[トリムエリア]

 マルチプルアートボードの導入に関連して、オブジェクトメニューの[トンボ]が削除された。CS2からは[トンボ]ではなく[トリムマーク]と表記されるようになったが、この従来のトンボはオブジェクトではなく、Illustratorから分版出力する際に使われるものだったので、実質的にはほとんど使われることはなかった。

 CS4になって削除されたものには、「フィルタメニュー」がある。これはメニューそのものがなくなった。効果メニューを使い始めればフィルタメニューを使うことはまずなく、こちらも実質的には使われることのないメニューと化していたからだ。

 いままでフィルタメニューの[クリエイト]に「トリムマーク」があり、Illustratorのドキュメントでは仕上がりサイズに対して「トリムマーク」を使うことが一般的であった。トリムマークはオブジェクトなので、EPS保存して出力する場合には確実に出力されるので重宝したのである。

 フィルタメニューが削除されたことで、トリムマークも効果メニューに移動した。効果メニューなので選択したオブジェクトに対する属性となり、オブジェクトとして認識でない「トンボ」となった。この「トンボ」をオブジェクト化するには、オブジェクトメニューから[アピアランスを分割]を選択して、効果を解除すればよい。

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ラベル:トリムマーク
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posted by 上高地 仁 at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Creative Suite 4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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