2008年06月27日

Acrobat 9 公開の真実(6)─実装されたPDF/-4の正体とは

 Acrobat 9 Proでは、PDF/X-4に正式に対応しました。Acrobat 8 Proではドラフトでした。PDF/X-4は、透明に対応しレイヤーを認めています。原則的にDistillerでは透明を保持したままPDFを作成できません。そこで、Acrobat 9 Proは、プリフライト機能でPDF/X-4を作成するようになっています。実装されたPDF/X-4に変換してみました



 Acrobat 9 ProになってPDF/X-4に対応した。PDF/X-4の作成はDistillerでは行わない。少なくともプレス向けのベータ版のDistillerには、規格パネルにPDF/X-4は用意されていない。PDF/X-4は透明を許容しているので、透明が分割されてしまうPostScriptファイルに書き出してPDFを作成するDistillerではあまり意味はないのかもしれない。
 PDF/X-4の作成はプリフライトで行う。出力インテントを「Japan Color 2001 Coated」に指定する場合は、プリフライトの「PDF/X準拠」にある「PDF/X-4(Japan Color Coated)に変換」というプロファイルを適用してフィックスアップすればよい。
 PDF/X-4では透明とレイヤーが許容される。PDF/X-4のPDFバージョンは「PDF 1.5」だと思っていたので

レイヤーとはいかに

と思っていたら、どうやら思いこみだったらしい。PDF/X-4のPDFバージョンは「PDF 1.6」だった。【ショット付きの続きはこちらから】

ラベル:Acrobat 9 Pro
posted by 上高地 仁 at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | Acrobat 9 公開の真実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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