Kindleブックはスパム化が決め手だ〜13ヶ月でKindle本7冊、月間ロイヤリティが三万円になるまで〜



 日本の電子書籍はKindleが本命になりそうである。アップルはApp Storeのプックカテゴリーでほぼ絶対的な地位を得ていたが、ブックアプリをリリースしていた出版サイドの多くはiBookstoreには移行しなかった。結果としてKindleが日本での電子書籍の主導権を握った。電子書籍を発行する側も、電子書籍を買う側もKindleを選択したわけである。

 Kindleで電子書籍を売る場合−−Kindleでは無制限で無料配信することはできないので売るしかない−−は、できるだけ価格を下げてトップチャートのランクインを目指すことが多い。この方法はApp Storeでブックアプリを販売していたときと同じ手法で、チャートの上位にあがることで露出を増やしてダウンロードを増やす。チャートの上位にあれば、注目度は高くダウンロードされ易くなる。

 さてこの方法では短期的にダウンロードされても、ロングランという訳にはいかない。出端のダウンロードを増やしてチャートインしても、売れ続けるかどうかは別だからである。本を出す以上、たとえ最初に売れても誰でも「一発屋」で終わりたくない。できれば長く売れてほしいと思うが、そればかりは誰にもコントロールできない。露出を増やしてより多くの人に知ってもらわなければ、売れるのは難しい。売れるかどうかは本の中身も重要だが、運にも左右される。

 Kindleでコンスタントに電子書籍を売るには、ランキングチャートではない方法を考えた方がいいのではないか。ランキングは随時変わっていくから、チャートに依存してもロングランは難しい。チャートにランクインするには、時流に合わせた内容の本を書くのがもっとも手っ取り早いだろう。

 Kindleでロングランを目指すには、どうすればいいのだろうか。それは、電子書籍をスパム化することである。スパムというのはもともとはランチョンミートの缶詰のことだったが、いまではメッセージを繰り返して何かを溢れさせるような迷惑行為のことをいう。つまり同じメッセージを必要以上に繰り返すことで迷惑であっても、確実にメッセージを伝えることができる。

 App Storeでは同じ見た目のアプリを複数申請すると「スパム」としてリジェクトされる。たとえばゲームとかは、一つヒットしたからといって似たようなものをたくさん出すことが可能だ。名前を変えキャラクターを変えていくと、いくつでも同じ仕様のアプリをリリースできる。アップルはそれを嫌っているのだ。そのため同じ開発者が似たような仕様のアプリを申請することを拒絶するのだ。

 しかし逆に言うと、スパム化すると目立つ。そしてランキングや検索結果を占有することができる。ランキングの占有は難しいが、検索結果の占有は可能だろう。そのためには、同様のカテゴリーでより多くのKindle本をリリースすることではないだろうか。

 私の場合だと、たとえば「Acrobat」というテーマで本を10冊Kindleに申請する。誰かがアマゾンで「Adobe Acrobat」で検索すると、その大半は私の電子書籍になる。同じ著者で検索結果を占有すると、それだけでブランディングになる。短期的に電子書籍を売ることよりも、長く売り続けるには、それがもっとも近道ではないだろうか。

 e色彩学校の長谷井康子さんが約1年で7冊(現在は8冊)のKindle本を発行して、コンスタントに本が売れているのは、同様のカテゴリーで長谷井さんの本が並んでいるためではないか。Kindleストアで「色彩検定」と検索すると、長谷井さんの本がずらっと並ぶ。検索結果を見た人は、何冊も本を出している著者と一冊しか配信していない著者とではどちらに安心感を抱くだろうか。

 Kindleは一昨年の末に日本でローンチした。始まったばかりだ。Googleの検索結果を占有するのはもう手遅れだが、Kindleの検索結果を占有するのはいまからでも遅くはない。Kindleはまだ未開拓の曠野なのである。



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◆13ヶ月でKindle本7冊、月間ロイヤリティが三万円になるまで



posted by 上高地 仁 at 19:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック



iPhoneのKindleアプリではなぜazkファイルが必要なのか



 Kindle用のepubを作成する場合、忘れてはならないことがiPhoneでの表示テストである。Kindle Previewerである程度は表示内容を確認できるが、実際にはダウンロードされたKindleブックの大半はiOSで読まれていると思われる。iPhoneやiPadでの確認は避けて通れない。

 Kindleではmobiファイルという形式を使う。Kindle用のmobiファイルはAndroidのKindleアプリではそのまま開くことができる。MacintoshでもBluetoothで同期すればデバイス内のファイルをブラウズできるのでその中のKindleフォルダにコピーするだけでいい。曇天文庫などは、mobiファイルもそのままダウンロードできるので、コピーするだけで本が読める。


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posted by 上高地 仁 at 12:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック



KindleのKDPでパブリックドメインをリリースしてみた



 Kindleブックスにはパブリックドメインの電子書籍がたくさんアップされている。とはいえ有名どころのパブリックドメインのKindle本は飽和状態なので、売れるかどうかはわからない。パブリックドメインの申請にはいくつか制限があるが、本を書かなくてもラインナップを増やすことができる。これは試してみなければならないと思い、2つのパブリックドメイン本を申請してみた。

 KDPではパブリックドドメイン本、つまり簡単にいうと青空文庫や曇天文庫からテキストファイルをダウンロードしてepubにすると、そのままKindleストアに並べることが可能だ。とはいえKDPのヘルプの「パブリックドメインコンテンツの出版」にはいくつか制限が記載されている。


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posted by 上高地 仁 at 11:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&トピック





Illustrator使いこなしの鉄則

  鉄則01:異なるバージョンでは開かない
  鉄則02:最新版にアップデートしよう 8.0〜9.0
  鉄則03:最新版にアップデートしよう 10.0〜CS2
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  鉄則05:貼り込まれた画像のカラーはどうなる?
  鉄則06:透明効果の分割・統合をベクトル側で変換する
  鉄則07:透明分割とスポットカラーの怪しい関係
  鉄則08:ラスタライズ効果設定は「200 ppi」に設定する
  鉄則09:Illustrator CS以降で使うOpenType機能
  鉄則10:フォントはアウトライン化してPDF保存する
  鉄則11:PDF保存ではフチククリ文字はアウトライン化しない
  鉄則12:用紙サイズを大きくしてトリムマークを付けて保存する
  鉄則13:PDFのバージョンはAcrobat 4.0互換で保存する
  鉄則14:PDF保存ではIllustrator編集機能はオフにする
  鉄則15:RGBのEPS画像はそのままCMYKに変換される
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  番外編1:可能な場合オーバープリントを保持とは
  番外編2:インテリジェンスなカラー変換
  番外編3:書き出されるPDFサイズ
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Illustrator使いこなしの鉄則が改訂してiPhoneアプリになりました。

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Vistaフォント、混乱の真犯人は誰だ

  その1:包摂はどこまで本当か
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