2014年04月28日

『InDesignでKindleのepubをラクラク作成する方法』iPhone用サンプルテンプレート

 『InDesignでKindleのepubをラクラク作成する方法』でiPhone用のテンプレートを作成したので、無償でダウンロード出るようにしました。テンプレートはInDesign CS6なので、CS6もしくはCCでお使いください。


Kindle Previewer
iPhone 5

サイズのテンプレートがありますので、無料ダウンロード版はiPhoneサイズにしました。縦組で一行に21文字で8行でレイアウトします。InDesignにはドキュメント作成時にドキュメントプロファイルで「デジタルパブリッシング」を選択してページサイズで「iPhone」を選択できますが、EPUB書き出しでは使い物になりません。というのは、ここではデバイスの実質的な解像度でページサイズが生成されるからです。

 InDesignからEPUBを書き出すときのポイントは、本文フォントにあります。本文フォントは13級で指定しなければなりません。


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2014年04月22日

アマゾンのKDPセレクトで通信費をタダにする方法

 アマゾンのKDPセレクトを選択するとロイヤリティが最大で70%受け取れるが、通信費が徴収される。通信費の分だけロイヤリティが減る。KDPセレクトを選択すると、アマゾン以外では配信できないが、KindleだけにしてKDPセレクトを使う方がロイヤリティの総額は多くなりそうだ。天引きされる通信費が多くなると、KDPセレクトを使うメリットは小さくなる。通信費をタダにする方法を使えば、KDPセレクトのメリットを最大限享受できる

 日本でも電子書籍の趨勢は現在はKindleに固まりつつあり、KDPセレクトを使わずに他のプラットフォームで配信するすることもできる。しかし複数の電子書籍ストアで配信する場合は、それぞれのプラットフォームに合わせて電子書籍ファイルを作り直す必要がある。一つのepubファイルを作成したら、そのまま申請できるわけではない。つまり複数のプラットフォームに申請する場合は手間暇がかかる

 あなたの本が確実に売れる本であれば、複数の電子書籍ストアで配信するほうがたくさん売れるだろう。しかしたいして売れないうちはKindleだけに絞った方がいい。金持ちはリスクヘッジで資産を分散するが、貧乏人は資産を集中するのが基本だからだ。最初は集中することで大きな効果を得ることができる。配信する本の数が少ない場合は、一つに集中するのが基本だろう。


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ラベル:Kindle KDPセレクト
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2014年04月15日

InDesignのソフトリターンはepubの改行に変換されるのだ

 KindleはKF8ではレイアウトの表示機能が強化された。これからの流れとしてはepubで表現可能はレイアウトは再現するのが当たり前になる。レイアウトの機能はほとんどがスタイルシートで指定する。したがって、スタイルシートをあらかじめ作成しておけばそれをcssファイルにペーストするだけで済む。InDesignでは段落スタイルにスタイルシート名を記入しておくと、あとは書き出したepub内のスタイルシートの内容を差し替えるだけでよい。

 Kindleのスタイルシートで可能ことは「ビューア別EPUB表示テスト(電書魂)」に整理されてまとめられている。Kindleで可能なレイアウトでスタイルシートを使うものに

テキストの回り込み
罫線囲み
罫線角丸囲み
表組
背景イメージ
ドロップキャップス
ボックスシャドウ
テキストシャドウ
重ね順指定
字間アキ・ツメ
縦中横

などがある。epubはテキストだけであれば作成は簡単だが、少しレイアウト要素を追加すると、作成が煩雑になる。htmlとcssを読んでレイアウトの仕上がりを想像できなけば、効率的な作業は望めない。とはいえ上記にあるようなレイアウトのリクエストを受ければ「できません」とは言えなくなることは間違いない。


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2014年04月05日

InDesignからepubのカバーを書き出すときの振る舞いとは

 epubの作成でややこしい設定にカバー画像がある。カバーに使う画像は一つだが、カバーの種類は一つではない。指定の方法も異なっている。InDesignはカバー画像の指定方法が三種類あり、どれを選択すればいいのかがわかりにくい。結論から言うと、epub書き出し時にカバー画像のファイルを選択するのがもっともシンプルで使いやすい。その違いを見てみよう。

 InDesignのepub書き出しでは、一般パネルでカバー画像の扱いを指定する。選択肢は3つ。

なし
最初のページをラスタライズ
ファイルから

から選択する。「なし」を選択すると、epubにはカバー画像は含まれない。その場合は後からSigilなどでカバー画像を追加するしかない。Imageフォルダ内にカバー画像を取り込む。Sigilではブックビューにして、ページの冒頭にカーソルを置く。ツールバーの[ファイルを挿入]ではなく、ツールメニューの[表紙を追加]から取り込んだカバー画像を選択する。



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2014年04月02日

InDesignからKindleブック作成方法をKindle版で出版した

 InDesignからKindle用にepubを作成する方法を整理してみた。いつもであれば、A5サイズでマニュアルを作成するのだが、今回はKindleブックを先に作成した。実際にKindleでダウンロードできるようにしなければ、説得力に欠けると思ったからである。マニュアルなのでInDesignで横組で作成したepubを書き出した。

 A5サイズのマニュアルをそのまま固定レイアウトにするという方法もあるが、そうした場合、ファイルサイズが肥大化する。図版内のキャプションはフォントサイズが小さいので、画素数を増やさなければならない。まだどのくらいかは調べていないが、少なくとも数十MBになってしまうだろう。KDPセレクトでは配信コストがかかるので、固定レイアウトはやめにした。

 まずはテキストを書いて、必要な図版のみを配置する方法にした。横書きなのでキャプションは図版の次に小さめのテキストサイズで挿入した。図版を並べて一目でわかるようにするは難しい。その場合は別途大きな図版を作成し、それを挿入するしかない。InDesignは最大でも300 ppiでしか書き出せないので、あとから図版を入れ替えるしかない。


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